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ゲーオ強し。山崎・久保・左右田破り-65kg初代王者に:11.3 代々木

  • K-1
  • 更新・2014-11-04 (Tue)01:15
K-1 WORLD GP 2014 ~-65kg初代王座決定トーナメント~
2014年11月3日(月/祝) 代々木競技場第二体育館
 Krush等が参加したK-1実行委員会による新生「K-1 WORLD GP」シリーズがスタート。-65kgトーナメントはムエタイの強豪・ゲーオ・フェアテックスが、一回戦でKrush王者の山崎秀晃を、準決勝でGLORY優勝者の久保優太を、決勝で前RISE王者の左右田泰臣を圧倒し、ルール・体重の壁を越え優勝。対日本人連勝記録を14に伸ばした。
  レポート:井原芳徳  写真:久保与志


K-1 WORLD GP -65kg初代王座決定トーナメント


第2試合 一回戦(1) 3分3R(延長1R)
○HIROYA(TRY HARD GYM/元Krush -65kg級王者/65.3kg→65.25kg→64.9kg)
×マイケル・“トマホーク”・トンプソン(オーストラリア/アイアンフィストジム/WKN世界・WKBF世界・WMCインターコンチネンタル・ライト級王者/65.0kg)
判定2-0 (豊永30-30/長瀬30-29/朝武30-29)

 初来日のトンプソンは戦績51戦40勝(19KO)11敗の24歳。地元オーストラリアでのケージ&オープンフィンガーグローブ着用という異色のムエタイ大会で、ポンサネー・シットモンチャイからバック肘でダウンを奪って勝ったことがある。
 試合はロー主体の攻防から始まり、トンプソンは時折放つ左フックに威力があるが、HIROYAはしっかりブロックしている。2Rもローの応酬が続き、お互い少しずつ効いてきた様子を見せる。3Rもローで削り合う状態が続くが、中盤、トンプソンの左のテンカオでHIROYAの動きが止まる場面も。だがHIROYAは終盤にかけ左ボディ、右ミドルを連打して挽回。大差のつくラウンドは無かったが、HIROYAが判定勝ちした。




第3試合 一回戦(2) 3分3R(延長1R)
○左右田泰臣(シルバーウルフ/元RISEスーパーライト級(-65kg)王者/65.0kg)
×木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Fighting Kairos/64.9kg)
2R 2'43" KO (2ダウン:パンチ連打)

 1R、左右田がプレッシャーをかけ、木村がロープやコーナーを背負う時間が長いが、お互いあまり攻撃は出ない。2Rに入ると木村が左ボディ、左テンカオを当て出し、一瞬左右田の動きの止まる場面もあり、流れが傾きかけたかに見えたが、左右田もパンチで木村に鼻血を出させ、右の膝蹴りを当てて少しずつダメージを与えると、木村は口を開くように。すると前に出てきた木村のボディに左のテンカオを突き刺し、木村をコーナーに詰めてパンチと膝のラッシュをまとめダウンを奪取。木村は立ち上がるもダメージが大きく、再び左右田がパンチを連打したところで木村が膝をつき試合終了となった。ビッグマウスの木村を粉砕した左右田は、バックステージに戻る際に「よっしゃー!」と叫び、喜びをあらわにした。敗れた木村は「格闘家として気持ちが弱すぎる」と話し猛反省していた。




第4試合 一回戦(3) 3分3R(延長1R)
×山崎秀晃(チームドラゴン/Krush -63kg級王者/65.0kg)
○ゲーオ・フェアテックス(タイ/フェアテックス/WPMF世界スーパーライト級王者、元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者、元ルンピニー認定フェザー級王者、元タイ国プロムエタイ協会2階級王者/64.8kg)
判定0-3 (勝本29-30/長瀬29-30/29-30)

 ゲーオは過去に山本元気、渡部大基、梅野源治、石井宏樹、小宮山工介らを下し対日本人9年間11戦無敗の30歳。7月のRISEの小宮山戦は肘無し・首相撲制限ありのK-1に近いルールだが難なく適応し判定勝ちした。公開練習では「お父さんが先週25日に亡くなったので、お父さんのために優勝します」とも話しており、今回の試合へのモチベーションも人一倍大きい。


 
 1R開始すぐ、ゲーオはサウスポーからの左ハイを当て、その後もプレッシャーをかけ左ハイ、ミドル、ストレートを的確にヒット。タイ人との対戦経験のない山崎は、いつものような前後のステップができないまま簡単に詰められ、強引にパンチを振り回すが空を切る。
 2Rも同様でゲーオが左の蹴りで山崎を翻弄。場内は何度もどよめく。終盤、ミドルから軌道の変わる左ハイで山崎がぐらつき、コーナーまで下がると顔面狙いの右の前蹴りもヒットさせる。3Rも同様ながら、山崎が右の飛び膝の奇襲を決めるが、終盤にもゲーオが左ハイ、ミドルを当て続け圧倒。K-1ルールでも変わらぬ強さを発揮し、3ジャッジとも1点差ながらも、文句なしの判定勝ちで山崎を撃破した。




第5試合 一回戦(4) 3分3R(延長1R)
○久保優太(Fighting Kairos/GLORY -65kg SLAM '13優勝、K-1 -63kg日本トーナメント'11優勝/64.8kg)
×ラズ・セルキシアン(アルメニア/トップチーム・ベーフェルウェイク/65.0kg)
判定3-0 (30-29/30-28/30-28)

 セルキシアンは12年5月のホーストカップで初来日し野杁正明から左フックで2度のダウンを奪い判定勝ち。同年12月のRISEでは吉本光志に判定負けしている。6月に山崎のKrush王座に挑戦予定だったが、大臀筋断裂により欠場していた。



 久保は昨年12月のGLORY以来11か月ぶりの試合だが、コンディションは万全の様子。サウスポーに構え、右ジャブを突いてプレッシャーをかけつつ、左ミドルを着実にヒットする。手数は少ないものの、攻撃は的確で、2Rには左ミドルで下に意識を向けさせた後に左ハイをクリーンヒットしてセルキシアンをひるませる。3Rも同様で、手数は落ちたものの、ほとんど無傷で試合終了。難なく準決勝に駒を進めた。


第1試合 リザーブファイト 3分3R(延長1R)
×泰斗(GETOVER/65.0kg)
○イリアス・ブライド(モロッコ/マイクスジム/65.2kg→64.6kg)
3R 2'32" KO (右フック)


第8試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
○左右田泰臣(シルバーウルフ/元RISEスーパーライト級(-65kg)王者/65.0kg)
×HIROYA(TRY HARD GYM/元Krush -65kg級王者/65.3kg→65.25kg→64.9kg)
判定2-0 (朝武30-30/豊永30-29/長瀬30-29)

 1Rから左右田がプレッシャーをかけ、左ジャブを突きつつ着実に右ローをヒット。2Rも左ジャブ、右ボディストレート、左右のテンカオを随所で当て、HIROYAがパンチを振り回してきてもサッと下がってかわしてみせる。3Rも同様で、手数多く当てて主導権。終盤にHIROYAも右のボディ、右フック、右ローを返すが、左右田は熱くなって打ち合いに行くことなく淡々と受けつつ、自分の攻撃も返し試合終了。細かい攻撃が評価され、判定勝ちした。




第9試合 準決勝(2) 3分3R(延長1R)
○ゲーオ・フェアテックス(タイ/フェアテックス/WPMF世界スーパーライト級王者、元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者、元ルンピニー認定フェザー級王者、元タイ国プロムエタイ協会2階級王者/64.8kg)
×久保優太(Fighting Kairos/GLORY -65kg SLAM '13優勝、K-1 -63kg日本トーナメント'11優勝/64.8kg)
2R 1'52" KO (右フック)

 一回戦ではサウスポーからの左ミドルで試合を制した両者の戦い。開始早々、山崎戦同様に左ハイから仕掛けたゲーオだが、体格で勝る久保の右ジャブを前にすると下がり気味で、左右のミドルを当てるが威力は今一つ。久保も蹴りを出すが、ゲーオに反応され、両者とも糸口をつかみかねている印象だ。2Rも同様の状態が続き、細かく互いにパンチも当たり、少しずつ疲れが見えてくると、中盤過ぎ、リング中央でパンチの打ち合いの展開に。するとゲーオが右ジャブを当てた後に左フックをヒット。久保はその直後に右フックを放つが、ゲーオの返しの右フックを無防備にもらってしまい前のめりでダウン。そのまま立ち上がれなかった。久保のKO負けは2010年のK-1 -63kg日本トーナメント決勝の大和哲也戦以来4年ぶりだ。





第12試合 決勝 3分3R(延長1R)
○ゲーオ・フェアテックス(タイ/フェアテックス/WPMF世界スーパーライト級王者、元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者、元ルンピニー認定フェザー級王者、元タイ国プロムエタイ協会2階級王者/64.8kg)
×左右田泰臣(シルバーウルフ/元RISEスーパーライト級(-65kg)王者/65.0kg)
判定2-0 (勝本29-29/和田30-29/豊永30-28)



 毎試合開始すぐに蹴りを当てるゲーオ。決勝でも変わらず、左の前蹴りで先手を取ると、サウスポーからの左のテンカオ、ミドル、ボディストレート、顔面狙いのストレートを休むことなくヒット。左右田は防戦一方だ。2Rも同様だが、左右田も右の前蹴りや右の膝を細かく返し、1Rよりも一方的にはならなくなり、ゲーオの体力を削ることに成功する。



 3R、ゲーオはクリンチが増え、朝武レフェリーから警告を受ける。もう1回の警告で減点1になる状況だが、ゲーオはクリンチへ逃げる展開を最小限に留めつつ、左ミドル、ハイ、ボディストレートを随所で的確にヒット。終盤、左右田も底力を見せ、パンチの連打でゲーオを一瞬棒立ちにさせるが、ゲーオが逃げ切り試合終了。ジャッジ1者はドローとつけたものの、2者は順当にゲーオにつけゲーオの優勝。階級・ルールの壁を越え、対日本人の連勝を14に伸ばした。ベルトを巻いたゲーオは「ベルトは亡くなった父に捧げます」と話した。



◆ゲーオ「父の看病で練習が十分できず、70~80%ぐらいの力しか出せませんでしたが、勝てて良かったです。山崎は背が高かったですが、プラン通りに戦えました。久保はスピードがあり、なかなかタイミングをつかめませんでしたが、パンチをタイミング良く当てられました。左右田は背が高くスタミナがあり、打たれ強い選手でしたが、終わった時点で勝った自信がありました。(来年1月18日の代々木大会の60kgトーナメントには出たい?)オファーがあれば出たいです」


ワンマッチ


第11試合 -70kg Fight 3分3R(延長1R)
×山本優弥(BOOCH BEAT)
○ケリス・ベラ [Kerrith Bhella](英国/ファイヤーウォーカー/2013 K-1英国70kg級トーナメント優勝、ISKA英国67kg級王者)
判定0-2 (29-30/29-29/29-30)

 1Rから最後まで、両者とも休み無くパンチと蹴りを近距離で打ち合う展開。どちらもなかなか崩れなかったが、2R終盤のベラの右フックで優弥が一瞬ひるみ、悪印象を残してしまう。3Rは持ち直し、終盤にバックハンドブローを決めたが、インパクトに欠け判定負けに終わった。


第10試合 -55kg Fight 3分3R(延長1R)
×大雅(TRY HARD GYM/Krush -55kg級王者/55.0kg)
○武尊(チームドラゴン/Krush -58kg級王者/55.15kg→55.0kg)
3R 0'13" KO (バックハンドブロー)

 サウスポーの大雅が細かく出入りして距離を取りながら、時折飛び込んで左フックをヒット。武尊は戦いにくそうな様子で、なかなか攻撃が当てられなかったが、2R終盤に差し掛かり、ボディへの膝蹴りを当てると、大雅は苦しそうな表情を見せ、少し流れが変わる。
 すると3R開始すぐ、右の前蹴り、ローを当てた後、いきなりクルッと回ってバックハンドブローを大雅のこめかみにクリーンヒット。大雅は立ち上がれず、武尊のKO勝ちとなった。大雅はプロ10戦目で初黒星。試合後、コーナーに上ってのバック宙で喜びを表現した武尊は「55kgのトーナメントをやると思うんで、その時は僕を出してください」とアピールした。




第7試合 K-1甲子園2014トーナメント決勝 65kg契約 3分1R(最大延長1分2R)
×佐野天馬(神奈川総合産業高校2年/63.8kg)
○平本 蓮(東京・日出学園1年/64.4kg)
判定0-3 (7-10/7-10/7-10)
※平本が優勝

 平本がコーナーに詰めてのパンチの連打でダウンを奪い、その後も優勢をキープ。ラウンド終盤には右ハイを放った佐野に左フックを合わせてダウンを奪い判定勝ちした。




第6試合 -70kg Fight 3分3R(延長1R)
○松倉信太郎(TRY HARD GYM/70.0kg)
×ジャオ・フーカイ [Jiao Fukai](中国/順遠格闘クラブ/CFP/70.3kg→70.25kg→69.5kg)
判定3-0 (30-29/30-29/30-28)

 未知数の実力のフーカイだが、散打系の癖はなく、綺麗なムエタイのできる選手で、サウスポーからの左ミドルを連打。2Rにはパンチの連打で松倉に鼻血を出させる。だが終盤に松倉がボディ狙いのパンチでフーカイの体力を削ると、3Rは接近戦で顔面へパンチを連打し、右膝蹴りも効かせ猛反撃。3Rのポイントを確実に取り、見事逆転勝ちした。


プレリミナリーファイト(3) -55kg Fight 3分3R
○戸邊隆馬(シルバーウルフ/55.0kg)
×鈴木優也(TEAM TIGER KGT/55.0kg)
判定2-0 (28-28/29-28/29-28)


プレリミナリーファイト(2) HEAVYWEIGHT Fight 3分3R
○杉本 仁(シルバーウルフ/85.9kg)
×藤井章太(team WISTERIA/84.5kg)
2R 1'57" KO


プレリミナリーファイト(1) -60kg Fight 3分3R)
○小澤海斗(K-1ジムEBISU小比類巻道場/60.0kg)
×伊藤健人(TEAM TIGER KGT/60.0kg)
2R 1'52" KO






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