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中澤純、左右田泰臣を下す。佐々木大蔵、谷山俊樹に判定勝ち:8.6 後楽園

Krush.78
2017年8月6日(日) 後楽園ホール
 Krush -65kg王者の中澤純は、「K-1のベルトを巻くため」Krushに参戦した左右田泰臣を相手に初防衛戦。延長にまでもつれ込む近距離での打ち合いを制し勝利すると、K-1参戦を熱望した。-63kg王者の佐々木大蔵は谷山俊樹から3R終盤にダウンを奪い判定勝ちし2度目の防衛に成功した。
  レポート&写真:井原芳徳


第8試合 ダブルメインイベント(2) Krush -65kgタイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○中澤 純(TEAM Aimhight/王者、元INNOVATION&MA日本ウェルター級王者/65.0kg)
×左右田泰臣(K-1ジム・シルバーウルフ/挑戦者、元RISEスーパーライト級(65kg)王者/64.8kg)
4R 判定2-1 (勝本10-9/朝武10-9/梅木9-10)
3R 判定1-0 (勝本30-29/朝武30-30/梅木29-29)
※中澤が初防衛

 K-1を主戦場とする左右田は4月大会でKrushに初参戦し、松下大紀に1R KO勝ち。その日のメインの第5代Krush -65kg王座決定トーナメント決勝で中澤が小宮由紀博に判定勝ちしてベルトを巻いた直後、左右田はリングに上がると「僕がKrushに今回上がったのも、K-1のベルトを巻くためです。その近道として、まずは中澤選手が巻いているKrush -65kgのベルト、僕がいただきます」と挑戦を要求し、中澤は承諾。それから4か月後の王座戦が決定した。



 1R、お互いパンチの距離で、フェイントをかけ合い、中澤は少しガードを低めにして、左フックを強振。左右田は距離が少しできれば左ミドルを当て、左右の膝、左フックを当てる場面もあるが、パンチは控えめ。お互いまだヒットは少なくラウンドを終える。
 2Rも似たような構図でが続いたが、終盤、中澤の右フックが当たると、左右田の腰が落ちる。その後も右のパンチで少し左右田の動きが止まる場面があり、中澤が若干好印象を残す。
 3Rはしばらく距離ができ、中澤が三日月蹴りを当てる場面もあったが、次第に接近戦になり、ひたすら打ち合う展開に。中澤が右のフックを度々当てるが、左右田は圧力を弱めずパンチを返し、右膝を中澤のアゴに突き刺す場面も。一進一退の激しい打ち合いのまま終了。ジャッジ1者は中澤を評価したが、2者はドローとし延長に突入する。



 延長Rも両者頭を付けてノンストップで打ち合い続け、お互い死力を尽くし、ほとんど差のないまま終了。終盤は左右田のコーナーで中澤がコーナーを背負う形で打ち合う時間が続き、一番近くで見ていた梅木ジャッジのみ左右田につけたが、残り2者は手数が少し多かった中澤を評価し、中澤が判定2-1で勝利した。

 中澤は「中途半端な判定で左右田ファンには申し訳ないです。左右田が勝つとみんなに言われて、勝ったら『俺が強い』と言いたかったですけど、激戦しちゃったんで、K-1で左右田選手とやれたらいいと思います」と、K-1での完全決着に意欲を示した。



◆中澤「正直、延長行くと思わなかったんですけど、延長まで行っちゃって。左右田選手、丈夫でしたね。試合前に言い合っても、お互い格闘技好きで、試合終わればいい奴だなと思います。(打ち合いの展開について)あそこで負けたら僕は彼に勝てないですよ。そこは引かないですね。左右田選手は他にもできると思うけど、僕があそこで負けたらKrushチャンピオンじゃないんで。(K-1に向けて)さいたまスーパーアリーナ、僕も出たいです」


第7試合 ダブルメインイベント(1) Krush -63kgタイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者/63.0kg)
×谷山俊樹(谷山ジム/挑戦者、WKA世界&WBKF世界スーパーライト級王者/62.8kg)
判定3-0 (勝本30-26/豊永30-26/芹沢30-27)
※佐々木が2度目の防衛

 佐々木は昨年10月に岩崎悠斗に判定勝ちして以来2度目の防衛戦。このベルトを引っ提げ、2月のK-1 WORLD GP 初代ライト級王座決定トーナメントに参戦したが、一回戦でウェイ・ルイに2R KO負けし、ウェイ優勝の道筋を作ってしまった。佐々木と谷山は同じブロックで、揃って勝てば準決勝で当たる予定だったが、谷山も一回戦でクリスチャン・スペトゥクに判定負けを喫している。谷山は試合内容とこれまでのビッグバン等での実績が評価され、佐々木のKrush王座の挑戦者に抜擢された。



 1R、両者オーソドックスに構えているが、佐々木は左ミドル、谷山は奥足狙いの左ローと、左の蹴り主体の攻防。均衡状態が続くが、佐々木は終盤にかけ、左ジャブからの右ストレートや、ノーモーションの右ストレートをヒットするようになり、全般の巧さでは目立つ。
 2Rも似たような構図だが、次第に佐々木の右のフック、アッパー、左ミドルのヒットが目立つようになり、谷山の攻撃が減る。一方的に受けに回るわけではないが、印象が悪くなっても仕方ない状態だ。
 3Rも佐々木が随所で右のパンチ、左ミドルを当て主導権をキープ。谷山も打ち合いでパンチの手数を上げて当てるが、佐々木はひるまない。そして終盤、谷山の疲れが見えてきたところで、佐々木は右ハイを連打し、右ストレート、左アッパーをヒット。谷山は膝から崩れダウン。これでさらに差を広げ、佐々木が判定勝ち。2度目の防衛に成功すると、「夢だった」という5月2日に生まれた第1子とのリング上での撮影を敢行し、場内を和やかなムードに包んだ。




第6試合 セミファイナル Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
○郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス/60.0kg)
×大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/60.3kg→59.9kg)
判定3-0 (芹沢29-27/梅木29-27/豊永30-28)

 5月28日の-60kg次期挑戦者決定トーナメント準決勝では郷州征宜が闘士を、大沢文也は横山巧を下し、決勝に進出。勝者が王者・安保璃紅へ挑戦する。
 1R、開始すぐのグローブタッチの直後から郷州は右ローを当て戦闘モード。圧力をかけ、左膝を当てるが、大沢もボディへのパンチで応戦する。接近戦が増えると、打ち合いで郷州が右フックを当て、ダウンを先取する。



 2Rも郷州が左膝蹴りを当て続け、終盤には右ローを効かせ、大沢を下がらせ優勢。大沢も打ち合いでパンチを当てるが、流れを変えられない。3Rも郷州が膝とローで攻め、大沢も右アッパー、左フックを当てるが、最後まで郷州はひるまずパンチを返し続け終了。最後は巻き返しを許したものの、郷州が下馬評通りトーナメントを制した。



 郷州は「恐ろしい選手でした。凄い研究していて、見習わないといけないと思いました。次の安保選手対策をして、リベンジして、初めてのKO負けを味合わせてあげたいです」と宣言。安保もリングに上がると「郷州選手、熱い気持ちのぶつかり合う試合をして、刺激になりました。自分は自分の仕事をするだけで、守るのが仕事なので、ベルトを取った男と取れなかった男の違いを見せたいと思います」と強気に言い返した。


第5試合 HEAVYWEIGHT Fight 3分3R(延長1R)
○K-Jee(K-1ジムFUKUOKA小比類巻道場/89.4kg)
×高萩ツトム(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/96.9kg)
1R 1'59" TKO (タオル投入)

 11月23日のK-1での初代ヘビー級王座決定トーナメントの査定試合。体格で勝る高萩がしばらくパンチとローを当てて優勢に進めていたが、K-Jeeが高萩のテープで固めた左膝に右ローを当てていると、高萩はふらつき、K-Jeeが右ローを連打しダウンを奪取。高萩は立ち上がったもののダメージが大きく、再びK-Jeeに攻め込まれて防戦一方となったところで、セコンドがタオルを投入した。高萩の自爆のような内容のため、トーナメントの査定材料としてどうなるかは気になるところだ。


第4試合 HEAVYWEIGHT Fight 3分3R(延長1R)
×工藤勇樹(エスジム/蹴拳インプレッションルール・ライトヘビー級王者/91.1kg)
○パコム・アッシ [Pacome Assi](フランス/Fantastik Armada Gym/92.2kg)
2R 2'23" KO (右ストレート)

 アッシは初の日本での試合。65戦・36歳のベテランで、昨年3月のRISEの清水賢吾の相手に選ばれたが、膝の負傷で欠場していた。現在は日本に住み、恵比寿にできたバンゲリングベイプレミアムのトレーナーを務める。
 1R、しばらく慎重な攻めが続いたアッシは、ステップで距離を取って時折攻撃を当てる工藤をなかなか捕まえきれなかったが、右ローをコツコツ当てていると効き目を発揮。終盤、左右のボディの連打からの右フックでぐらつかせ、パンチラッシュでダウン寸前まで追い詰める。2R、左フックを効かせると、左ハイ、右ストレートを連打しダウンを奪取。最後は左ボディと右ストレートの連打で工藤をマットに沈めた。


第3試合 -60kg Fight 3分3R(延長1R)
○覇家斗(ウルフキックボクシングジム/元WPMF日本ライト級1位/60.0kg)
×友尊 [ゆたか](TEAM K/元NJKFスーパーフェザー級王者/59.8kg)※頴川 裕 改め
3R 2'06" KO (3ダウン:パンチ連打)

 元NJKF王者でボクシングに転向していた勇鷹が、友尊のリングネームで6年ぶりにキックに復帰。1R、サウスポーに構えて左回りで動いて距離を取りながら、踏み込んでの左のフックを放ち、覇家斗は追いかけながら右ミドルを当てる展開。2Rも同じ構図の中で、覇家斗の右のインローが効いてきたが、友尊は距離を詰めて左右のパンチのヒットを増やすと、覇家斗は右目下を切り、まぶたを腫らし、ドクターチェックを受ける。レフェリーはパンチの有効打と判断する。
 ピンチの覇家斗だったが、3R開始すぐに流れを変える。友尊が左フックを放つと、右の飛び膝で迎撃。これが当たり、友尊がロープまで下がると、右ストレートをクリーンヒットしダウンを奪う。その後も右膝と左右のパンチの連打で友尊を棒立ちにして2ダウン目を奪い、最後はパンチ連打で倒しかけたところでレフェリーがストップ。覇家斗がボクシングに無い膝蹴りをきっかけに勝利をつかんだ。


第2試合 -58kg Fight 3分3R(延長1R)
×芦澤竜誠(K-1ジム総本部チームペガサス/元INNOVATIONフェザー級王者/58.0kg)
○桝本翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/58.0kg)※翔也 改め
判定0-3 (芹沢28-30/勝本27-30/豊永27-30)

 1R、芦澤はスピードを活かした回転の速い連打主体、桝本はパワーを活かした一発で攻める展開で、お互いまだ決め手は無い状態。芦澤は変則的なステップからの一発など、トリッキーな動きもあり、桝本はなかなか捕まえきれなかったが、2R終盤、芦澤をコーナーに詰めての左フックを2連打しダウンを奪うことに成功する。
 3R残り1分、芦澤も右膝を顔面に当ててから一気に攻め込むが、破壊力で勝る桝本がカウンターの左フックを当てると、芦澤は後退。桝本がパンチラッシュで追い詰め、最後にもう1度ダウンを奪えなかったが圧倒し判定勝ちした。


第1試合 -65kg Fight 3分3R(延長1R)
○松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット/64.8kg)
×松下大紀(NPO JEFA/64.7kg)
4R 判定3-0 (豊永10-9/勝本10-9/梅木10-9)
3R 判定1-1 (豊永29-30/勝本29-29/梅木29-28)

 1R、松下が序盤から手数多く攻め、パンチ、膝、ミドルをヒット。バッティングで松本は左まぶたを切って出血し、戦いにくい状態ではあったが、2Rからじわじわとローのヒットを増やすと、松下の手数が低下。3Rは松下も連打を決める場面があったものの、全般では松本がパンチとローで手数多く攻め、延長に持ち込む。延長Rも松本がその流れのまま、パンチと膝を当て続け、見事逆転勝ちを果たした。


プレリミナリーファイト第3試合 -65kg Fight 3分3R
×スーパーアンジ(KUNISNIPE旭/64.7kg)
○FUMIYA(ポゴナ・クラブジム/64.8kg)
1R 1'44" KO

プレリミナリーファイト第2試合 -59kg契約 3分3R
×安達元貴(K-1ジム・シルバーウルフ/58.8kg)
○鈴木宙樹(クロスポイント吉祥寺/58.7kg)
判定0-2 (29-30/30-30/29-30)

プレリミナリーファイト第1試合 女子 -45kg Fight 2分3R
○福原 優(K-1ジムEBISU小比類巻道場/44.8kg)
×豊嶋里美(TEAM OJ/44.7kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

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