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久米鷹介、徳留一樹を1Rで粉砕。室伏シンヤ&松嶋こよみも快勝:9.11 有明

PANCRASE 280
2016年9月11日(日) ディファ有明
 昨年11月、北岡悟とのライト級王座決定戦で4R KO勝ちした徳留一樹が初防衛戦。名古屋の名門・ALIVEの久米鷹介が挑み、サウスポーで長身の徳留を右フックで2度倒し、最後は肘の連打で仕留めた。元修斗世界王者の室伏シンヤは過酷な減量で話題を呼んだリルデシ・リマ・ディアスに2R一本勝ち。初参戦の松嶋こよみもパワフルなファイトで観客を驚かせた。
  レポート:井原芳徳  写真:久保与志(第1~11試合)、井原芳徳(第12試合以降)


第11試合 メインイベント パンクラス・ライト級タイトルマッチ 5分5R
×徳留一樹(パラエストラ八王子/王者/70.1kg)※初防衛戦
○久米鷹介(ALIVE/3位/70.25kg)
1R 4'45" TKO (レフェリーストップ:グラウンド肘打ち)
※久米が新王者に

 徳留は昨年11月、DEEP王者・北岡悟とのパンクラス第6代ライト級王座決定戦で4R KO勝ちし、今回が初防衛戦。久米も出場した4月大会ではアクバル・アレオラとの元UFCファイター対決を制し、1R終了間際にTKO勝ちしている。徳留はUFCで3連敗し契約解除された後、昨年3月からパンクラスに参戦し4連勝。うち3試合はKO勝ちと、打撃に磨きがかかっている。
 久米は昨年4月に3年ぶりにパンクラスに参戦し、奥野“轟天”泰舗に判定勝ち。その後、網膜剥離の手術を経て、4月大会で復帰し、当時9位の石川英司に判定2-1で勝利した。



 1R、徳留がいつものようにサウスポーに構えるが、久米が一気に前に詰めると、右フックを連続でヒット。そのまま押し込むが、徳留は押し返す。いったん離れても久米はパンチで追いかけ、しばらく徳留が押し込んで休むが、またも離れると、久米の右フックが2連続でヒットし、徳留はついにダウン。久米はチョークを狙って仕留めにかかる。徳留は左まぶたを切って出血し、チョークが極まらずに離れたところでドクターチェックが入る。



 2分ほどの止血が行われたが、再開後も出血が止まらず、数十秒で再びドクターチェックが入り、またも2分ほどのインターバルに。その分、徳留は脳のダメージを回復させる余地ができたが、久米もスタミナを回復し、久米の突進に徳留がまたも真っ直ぐ下がってしまい、右フックをもらうと再びダウン。久米が上を制して肘を連打し続け、血だるまの徳留が防戦一方となったところで豊永レフェリーがストップした。



 セコンドの日沖発も同僚のベルト奪取に涙を流した中、念願のベルトを巻いた久米は「強い選手とわかっていましたんで、実力を全て出し切りました」と話し、今後については「正直、徳留選手を倒すことだけ考えて、先のことは考えていなかったです」と苦笑しながら話し、この大一番に懸けたものの大きさを示した。




第10試合 セミファイナル ストロー級 5分3R
○室伏シンヤ(SUBMIT MMA/3位、元修斗フライ級(52kg)世界王者/52.55kg)
×リルデシ・リマ・ディアス(ブラジル/ナルダオンチーム/フライ級4位/52.55kg)
2R 4'01" ギブアップ (アームバー)

 ディアスは3月大会で安永有希とのフライ級(56.7kg)王座次期挑戦者決定戦で判定負けし、今回からストロー級(52.2kg)に階級変更。身長182cmで減量が心配されたが、計量3日前に来日後12kgも落とし、52.55kgで計量をクリア(パンクラスはタイトルマッチ以外は450g(1ポンド)オーバーまで認められる)。バウトレビューのTwitterに載せた計量時の痩せこけたディアスの写真は90以上リツイートされる等話題を呼んだが、試合は元修斗世界王者の室伏のテクニックが上回る結果となる。



 1R、お互いスタンドで距離をうかがい、蹴りを打ち合う展開。中盤、ディアスが上段回転蹴りを放つが、かわした室伏がタックルをすぐ仕掛け、テイクダウンを奪い上に。リーチ差を問題にせず、うまくスペースを縮めてパウンドを当て続けて先手を取る。
 2R、ディアスが右アッパーを当てるが、すぐ室伏がタックルを仕掛けて上に。ディアスのギロチンは難なく外し、ディアスのスイープ狙いの動きも確実に潰し続ける。3分経過するとディアスがスイープに成功するが、室伏は落ち着いた様子で、下から腕十字を狙いチャンス。極まらないとみるや、三角絞めに切り替え、そのまま腕も伸ばしてタップを奪った(公式記録はアームバー)。




第9試合 フェザー級 5分3R
×牛久絢太郎(和術慧舟會TLIVE/5位/65.90kg)
○松嶋こよみ(AACC/修斗2015年ウェルター級(70.3kg)新人王/65.95kg)
3R 3'11" TKO (レフェリーストップ:アームロック)

 23歳の松嶋は昨年12月、修斗新人王決勝で荒川大輔を右アッパーでわずか16秒でKOし優勝。海外での2戦も含め、プロ5戦5勝5KOの快進撃を続けてきたが、4月8日のPXCマニラ大会では地元選手に23秒でKO負けしている。子供の頃にP's LAB横浜でレスリングを習っており、初参戦ながらパンクラスと縁がある。
 21歳の牛久は2013年プロ昇格トーナメント優勝から這い上がったパンクラス生え抜きで、14年のネオブラッドトーナメントで優勝。4月24日のPANCRASE 277での田村一聖とのフェザー級暫定王座決定戦では3R右フックでKO負けしている。



 1R、松嶋が開始すぐから膝蹴り、右アッパー等の打撃で牛久を追い詰め、パンチでふらつかせてから一気に腕十字を狙いチャンス。極めのポイントがずれ、いったんスタンドに戻るが、終盤には牛久のタックルを切ってマウントを奪い、牛久を追い詰める。
 2R、牛久が両足で松嶋の片腕を挟んだ状態でコントロールしようとするが、松嶋は持ち上げて頭から牛久をマットに叩き付け、パワフルなファイトを展開。牛久はバックマウントを奪い、1Rよりはうまく戦えるようになっているが、松嶋は脱出。中盤以降、松嶋はハーフで押さえこんで肘を連打し主導権を維持する。
 3Rも松嶋が序盤から上になりパウンドを落とし主導権。途中から攻めあぐねてしまいブレイクがかかったか、最後はフラフラの牛久をパンチで追い詰めて倒すと、アームロックをガッチリと極めて、数十秒経ったところで牛久陣営がタオルを投入し、ほぼ同時にレフェリーもストップし、松嶋の勝利となった。



 松嶋は「倒せなかったのが悔しい」とフィニッシュには納得行っていない様子だが、「いつでもタイトルマッチで挑戦できるように鍛えなおしてきます」と、さっそくパンクラスのタイトル奪取に意欲を示した。まだ粗削りな部分が多いが素質は十分。アンディ・メインを頂点に、田村一聖、日沖発。クレベル・コイケら強豪揃いのパンクラス・フェザー級での今後の躍進が楽しみだ。


第8試合 フライ級 5分3R
×曹 竜也(FIGHT STYLE/56.95kg)
○タテキ・マツダ [松田干城](チーム・シットヨートン・ボストン/56.85kg)
判定0-3 (大藪27-30/福田27-30/梅木27-30)

 マツダは1986年2月27日生まれの30歳。東京出身だが、米国の大学に在籍中にMMAと出会い、08年にプロデビュー。14年9月と15年1月にUFCに参戦したが、いずれも判定負けに終わり契約解除された。その後はケージタイタンズ、レガシーFCといったローカル大会で2連勝している。最近はバンタム級から階級を下げフライ級で試合をしている。母国の試合は2度目だ。



 1R、マツダが曹に組み付いて倒し、背後に回り込んで先手。スタンドに戻ってからも首相撲から膝を当てる。終盤、曹もサウスポーからの左ミドルを当てるが、インパクトが足りず、マツダがポイントを先取する。
 2Rも曹のタックルをケージの隅まで下がって切り、そのまま背後に回ったり、終盤にはしつこくしがみついて何度も曹を倒して、コントロールしながら鉄槌を連打したりと、組み技で主導権をキープ。
 3Rはグラウンドの攻防で曹がマウント、サイドを一瞬取る場面があったが、多くの時間はマツダがコントロールし、終盤にはアームロックを狙ってチャンスを作り、3Rともジャッジ3者からポイントを取り判定勝ちした。
 マツダは「日本での試合は2度目で、初めての日本人が相手で、外人扱いで、緊張しました」「次回は調整をしっかりして、パンクラスさんにいただいた機会を活かしたい」と、自分で日本語と英語の通訳をしながらアピールした。


第7試合 ライト級 5分3R
×山崎悠輝(パンクラス大阪稲垣組/6位/70.35kg)
○矢地祐介(KRAZY BEE/フェザー級8位、元PXCフェザー級&修斗環太平洋ライト級(65kg)王者/70.5kg)
判定1-2 (太田28-29/山崎29-28/荒牧28-29)



 矢地はフェザー級からライト級に階級をアップしての初戦。1R開始すぐ、サウスポーからパンチと左ミドルで勢いよく攻めるが、山崎につかまると、スタンドとグラウンドでバックからチョークを狙われ、主導権を奪われてしまう。
 2Rも序盤は倒されてしまうが、立ち上がるとスタンドで右ストレート、左ボディストレートを当てて挽回。ポイントは打撃と寝技の評価で割れるが矢地が2票を獲得する。
 3Rも序盤は山崎がオンブになってチャンスをつかむが、矢地は振り落とすと、残った力を振り絞ってパンチラッシュ。山崎の頬を切り裂き、時折ふらつかせて追い詰め、判定は割れたが見事逆転勝ちに成功した。




第6試合 ライト級 5分3R
○石川英司(GRABAKA/8位/69.8kg)
×アレッサンドロ・マルティンス [Alessandro Martins](ブラジル/ジレ・ヒベイロチーム/ノグチチーム/69.7kg)
判定3-0 (太田30-27/山崎30-27/荒牧30-27)

 マルティンスは初来日の27歳。身長は167cmでMMA戦績は10戦8勝(2KO/4一本)2敗。12歳から柔道2年を習った後、柔術に転向し、黒帯取ってからMMAをはじめたという。だが寝技を得意とする石川は問題にせず、1Rからテイクダウンの攻防で主導権。2Rには左ミドルを効かせてからタックルで倒すと、トップキープしパウンドをヒット。3Rは左ストレートを当ててから倒すと、バックからチョークを狙い、上になってからもパウンドを落とし続け完勝した。


第5試合 フェザー級 5分3R
○中原由貴(マッハ道場/9位/65.9kg)
×横山恭典(KRAZY BEE/2015年ネオブラッドトーナメント同級優勝/65.9kg)
判定2-1 (太田30-27/大藪28-29/荒牧29-28)

 1年前のネオブラ決勝の再戦。前回は横山が勝利している。横山は先輩の堀口恭司のように、ガードを下げて前後にステップしてから右のミドルを強打し続ける。中原はタックルでテイクダウンを狙い続ける。どちらも決定的な攻撃が無く、ポイントが各ラウンド割れる試合に。3Rの中原は、テイクダウンからすぐさま動いて三角絞めを狙ったり、スタンドに戻れば右ストレートを当て好印象。結局、3Rの攻めが決め手となり中原がリベンジに成功した。


第4試合 フェザー級 5分3R
○ユータ&ロック(秋本道場jungle junction/65.85kg)
×ヴァンデルソン・ドス・サントス [Wanderson Dos Santos](ブラジル/ジレ・ヒベイロチーム/ノグチチーム/65.2kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 初参戦のドス・サントスはMMA 18戦14勝(4KO/5一本)4敗の27歳で身長173cm。以前はバンタム級だったが、1年前からフェザー級に階級をアップしてから5連勝で、うち4試合が1Rで勝利と好成績を残しているが、パワーが乏しく、ユータのレスリングに苦戦。再三タックルでテイクダウンを奪われる。ドス・サントスはギロチンをその都度狙うが、ユータは極められる前にうまく逃げ続け、主導権をキープし判定勝ちした。


第3試合 ライト級 3分3R
○林 源平(和術慧舟會Iggy Hands Gym/70.45kg)
×網潤太郎(和術慧舟會AKZA/69.7kg)
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)


第2試合 バンタム級 3分3R
×蓮實 光(パラエストラ栃木/61.35kg)
○山口 亮(ライジングサン/61.15kg)
判定0-3 (28-29/27-30/27-30)


第1試合 ウェルター級 3分3R
×中村勇太(T-Rex Jiu-Jitsu Academy/77.35kg)
○阿部大治(HMC/2016年ネオブラッドトーナメント同級優勝/77.15kg)
1R 2'08" KO (右ストレート)


第18試合 フライ級 3分3R
○小川 徹(TRIBE TOKYO M.M.A/2015年ネオブラッドトーナメント・スーパーフライ級優勝)
×中村龍之(ロータス世田谷)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)


第17試合 ストロー級 3分3R
×伊藤夏海(ISHITSUNA MMA GYM)
○前山哲兵(AACC)
2R 2'04" ギブアップ (腕ひしぎ十字固め)


第22回ネオブラッド・トーナメント決勝 ウェルター級 3分3R
○阿部大治(HMC)
×奈良貴明(八景ジム)
不戦勝 (奈良が外側側副靱帯損傷のため欠場)

第16試合 第22回ネオブラッド・トーナメント決勝 ライト級 3分3R
×ベン・ブッカン(英国/総合格闘技津田沼道場)
○小林 裕(U-FILE CAMP)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

第15試合 第22回ネオブラッド・トーナメント決勝 フェザー級 3分3R
○鈴木琢仁(ブルテリア・ボンサイ)
×木村一成(蒼天塾)
判定2-1 (高本29-28/荒牧27-30/松宮29-28)

第14試合 第22回ネオブラッド・トーナメント決勝 バンタム級 3分3R
×河村泰博(和術慧舟會 AKZA)
○藤野敦史(Tristar Gym)
判定1-2 (梅木29-28/大藪28-29/福田28-29)

第13試合 第22回ネオブラッド・トーナメント決勝 フライ級 3分3R
○若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)
×田中千久(パラエストラ八王子)
1R 2'06" TKO (レフェリーストップ:ボディへの右膝蹴り)
※若松がネオブラッドMVP獲得

第12試合 第22回ネオブラッド・トーナメント決勝 ストロー級 3分3R
○児玉勇也(トイカツ道場
×高島俊哉(U-FILE CAMP)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)



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