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堀口恭司、元谷友貴に完勝。川尻達也、RENA、那須川天心が白星:4.16 横浜

RIZIN 2017 in YOKOHAMA -SAKURA-
2017年4月16日(日) 横浜アリーナ
 UFCフライ級の王座戦線で活躍した堀口恭司が日本のリングにカムバック。日本人ナンバー2と評された元DEEP王者の元谷友貴をパンチ主体で追い詰め判定勝ちすると、「これからRIZIN盛り上げます。I LOVE JAPAN」とアピールした。大晦日にクロンに敗れた川尻達也はRIZIN初白星。RENAと那須川天心は持ち味の打撃を活かしKO勝ちした。
  レポート&写真:井原芳徳


第11試合 65.8kg契約(フェザー級)(肘有り) 1R10分・2R5分
〇川尻達也(T-BLOOD/65.75kg)
×アンソニー・バーチャック [Anthony Birchak](米国/10th Planet Tucson・Luta Elite MMA/65.80kg)
判定3-0 (梅木=川尻/田澤=川尻/大藪=川尻)

 川尻は昨年、UFCとの契約を自ら解除し、昨年大晦日にRIZINに初参戦。ヒクソン・グレイシーの次男・クロンに一本負けを喫し、今回が再起戦だ。対するバーチャックも昨年までUFCに参戦し、川尻より1階級下のバンタム級で2勝2敗だった選手。元ベラトール・フェザー級王者のジョー・ソトに97秒でKO勝ちした実績がある。
 1R、川尻がバーチャックの左ハイをつかんで押し込み、テイクダウンを奪おうとし、そのままオンブの体勢に。バーチャックは赤コーナーから自軍の青コーナーに運び、オンブの状態が4分ほど続き、バーチャックは脱出。川尻はコーナーに押し込んで抱え上げて倒すと、バーチャックは下から腕十字を極めそうになり、川尻は一転ピンチに陥るが、じっくりとポイントをズラして外す。その後は川尻がパウンドと肘を当て続け攻勢をキープする。
 2R、川尻がテイクダウンを奪いそうになると、バーチャックも腕を絡めさせて上になろうとするが、川尻は耐えて最終的に上に。ハーフ、マウントと移行し、得意の肩固め(川ちゃん固め)を極めようとする。結局極まらず、残り時間はパウンドを連打し追い詰め終了。川尻が文句なしの判定勝ちで、RIZIN初勝利をあげた。



 マイクを持った川尻は「勝ちたかった。一本取れなかった。ごめん。僕のジムの仲間が二十歳で白血病で戦っています。僕もしがみついても勝ちたかった。勝ったぞ。次はお前だ。病院のテレビで流れていると思うんでぜひ流してください。すみません、つまんない試合で。まだまだ精進します。RIZIN最高」とアピールした。なお、閉会式では次回大会が7月30日にさいたまスーパーアリーナで開催されることが発表された。
 
◆川尻「3連敗していてとにかく勝ちたかったです。言いたいこともあったし、勝ててホッとしています。ここから調子乗っていきます。『7月30日のRIZINに出る』と榊原代表にお願いしました。秋も年末も全部出ます」


第10試合 無差別級 1R10分・2R5分
〇アミール・アリアックバリ(イラン/AKAタイランド/RIZIN無差別級トーナメント'16準優勝/117.10kg)
×ジェロニモ・ドス・サントス [Geronimo Dos Santos](ブラジル/ハードファイト/131.15kg)
1R 3'34" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 アリアックバリは昨年大晦日までの3大会を通じて行われた無差別級トーナメントで決勝まで進み、ミルコに敗れて以来の試合。初参戦のジェロニモは56戦39勝(25KO/10一本)17敗の36歳(シャードッグのデータ)。



 1R、アリアックバリがレスラーらしく頭をはたいてからドス・サントスを崩して上に。サイドポジションから両足で相手の足を挟むマット・ヒューズ・ポジションになると、コツコツと鉄槌を落とし続ける。するとドス・サントスがロックを外そうとした手の動きがタップと判断され、高本レフェリーはストップ。すぐにドス・サントスは抗議したが聞き入れられなかった。


第9試合 58kg契約 1R10分・2R5分
〇堀口恭司(アメリカン・トップチーム/元UFCフライ級3位/57.95kg)
×元谷友貴(CB IMPACT/元DEEPフライ級王者/57.85kg)
判定3-0 (梅木=堀口/田澤=堀口/大藪=堀口)

 堀口は修斗で60kgの世界王座奪取後、UFCに参戦。15年4月にフライ級(56.7kg)王者デメトリアス・ジョンソンに挑戦し敗れたが、その後は3連勝。UFC通算8戦7勝1敗の好戦績を残したが、試合機会が少ないことを主な理由にRIZINと契約。初戦でいきなり、堀口に続く日本人フライ級ナンバー2との呼び声の高い元谷との試合が組まれた。3月3日のカード発表会見で元谷が「日本のフライ級こそメジャーだと証明したい」と対抗意識を燃やせば、堀口は「自分がメジャーを日本に持ってきます」と返答していた。



 1R、元谷が飛び膝を放ってきたタイミングで、堀口が右フックを当てて押し込みテイクダウン。スタンドに戻ってからも、右ストレートで元谷をぐらつかせる。元谷は組み付いてグラウンドに持ち込むが、下から堀口が両足で元谷を浮かせてリバーサルに成功。またもスタンドに戻ると、今度は堀口からテイクダウンを奪って、上からパウンドを落とす。その後も元谷が飛び膝を繰り返す度に堀口が右フックで迎撃を続けて、左ミドルも当てて元谷を苦しめる。元谷も時折膝やパンチを当てるが、終盤になっても堀口の攻撃力は落ちず、右フックでダウンさせると、素早くバックに回り込みチョークを狙い、最後はトップキープして10分のラウンドを終える。
 2Rも堀口が右フックを当てて上に。場外に元谷が出てブレイクがかかり、スタンドでは背後からしがみつく堀口に元谷がアームロックを仕掛けるが、堀口は振りほどいて倒し、終盤は堀口がトップキープして終了。堀口が格の違いを見せつけて完勝した。



 マイクを持った堀口は「はじめまして、堀口恭司です。UFCでちょっとは名前売れてて、もっと強いと思われていたと思いますけど、元谷選手、強かったです。もっと強くなります。これからRIZIN盛り上げます。I LOVE JAPAN」とアピールした。
 
◆堀口「(元谷の飛び膝について)伝統派空手はタイミングが武器なんで対応できました。(UFCで使えない踏みつけを使う場面もあったが?)練習したんですけど思ったよりも体に染み付いていなくて、無理に行っても仕方ないと思いました。これから磨きたいと思います。(試合時間が1R10分だったが?)あ、終わっちゃった、って感じで長く感じなかったです」


第8試合 女子49kg契約 5分3R
〇RENA(シーザージム/シュートボクシング世界女子フライ級(51kg)王者/48.80kg)
×ドーラ・ペリエシュ [Dora Perjes](ハンガリー/Bardosi Martial Arts Acade/47.10kg)
1R 2'49" KO (左ボディフック)

 RENAはMMA 4戦目でこれまで3連勝。ペリエシュはハンガリーのHFCの初代ストロー級王者でMMA戦績7勝1敗。シャードッグのデータを見ると勝利は全て腕十字・ヒールホールド等での一本勝ちによるものだ。RENAはカード決定直後の会見で「寝技でも負けたくないので、打撃と寝技の両方で勝れれれば」と話し、秋に開催の決まった女子GPに向けて「怖いRENAを見せたい」と語っていた。
 
 1R、開始すぐにペリエシェは組み付くと、そこからグラウンドに引き込み、素早い動きでバックマウントへ。チョークを狙った後、背後から下に落ちたところで腕十字を仕掛ける。一瞬腕が伸び、RENAがタップしたようにも見えたが、ジェイソン・ハーソグ・レフェリーは続行。実際、RENAがペリエシェの足を叩いたのは1度だけで、ギブアップの意志表示にはなっておらず、すぐRENAが上になると極めが浅くなり、RENAは脱出する。スタンドに戻し、左ミドルを当てると、ペリエシェはダウンする。RENAはシュートボクシングの試合の癖が出てしまい、ガッツポーズをしてそこからの追い打ちのチャンスを逃し、ペリエシェも立ち上がる。RENAは左ミドル、パンチでペリエシェを再びダウンさせ、コーナー際で顔面を踏みつける。ペリエシェは下から足関節技を仕掛けるが、RENAは脱出。猪木アリ状態になったところでレフェリーがブレイクをかけてスタンドに戻すと、RENAが左ボディを当ててまたもダウンさせると、レフェリーがストップした。



◆RENA「引き込んで来るのはわかっていたんですけど、しょっぱなから来て、気づいたら寝技になって、取られかけたんですけど、自分の流れになんとか持っていけたと思います。踏みつけをやってはいけないルールで戦ってきたので、これまで迷いがあったんですけど、吹っ切れた感があります。気を抜いたら危ないよとアピールできたと思います」


第7試合 56.7kg契約(フライ級) 3分3R
〇那須川天心(TARGET/ISKAオリエンタル世界&RISEバンタム級(-55kg)王者/56.55kg)
×フランシスコ・ギリオッティ [Francesco Ghigliotti](イタリア/Sempre Avanti/55.95kg)
1R 1'07" TKO (レフェリーストップ:左ストレート→グラウンドパンチ)



 那須川は12月29日と31日のRIZINでのMMAデビュー2連戦でいずれも勝利し、世間一般の認知度も大幅にアップ。2月のKNOCK OUTでのKO勝利を経て、RIZINに戻って来た。今回の相手は那須川と同じキックボクサーでMMAは初挑戦だ。
 試合は那須川が圧倒する展開に。サウスポーに構えて圧力をかけ、左ミドル、左ハイ、右ジャブを正確に当て、左ハイでぐらつかせた後、左ストレートでダウンさせると、パウンドを連打したところで梅木レフェリーがストップした。
 


 那須川は「こんなに早く終わると思わなかったです。打撃で勝つのがベストで、それに打ち込んできたんで良かったです。僕は打撃の選手なんで、これからも打撃で倒しに行きます。そのほうが面白くないですか?期待以上のことをして、格闘技界を変えていきます。5月20日のRISEで(ISKA)世界タイトルの防衛戦があります。頑張るんで応援に来て下さい」とアピールした。


第6試合 120kg契約(ヘビー級)(肘有り) 1R10分・2R5分
〇石井 慧(フリー/107.15kg)
×ヒース・ヒーリング(米国/ラスベガス・コンバットクラブ/118.80kg)
判定3-0 (高本=石井/田澤=石井/大藪=石井)

 石井は過去2度敗れた相手であるミルコ・クロコップのクロアチアのジムで2カ月調整。ヒーリングは昨年末の無差別級トーナメントで急きょ現役復帰し、アリアックバリに判定負けして以来の試合となる。
 1R、石井が組み付くと、序盤から大外刈りでテイクダウンに成功。ハーフガード、バックマウント、サイドと動いてコントロールし、アームロックを狙い、時折パウンドを当てる。極めは詰めが不十分で、パウンドも軽くなかなか連打にならず、防戦一方のヒーリングを仕留めきれず、観客からも次第に不満の声が飛ぶように。2Rも序盤から石井が上になり、簡単にサイドポジションになる。だがポジションを動き続けながらもなかなか極めの体勢に持ち込めず。完勝ながらも課題が残る試合となった。


第5試合 女子90kg契約 5分3R
〇KINGレイナ(フリー/73.20kg)※リバーサルジム立川ALPHAから所属変更
×ジャジー・ガーベルト [Jazzy Gabert/アルファ・フィーメル](ドイツ/フリー/88.50kg)
2R 4'54" 腕ひしぎ十字固め

 柔道インターハイ3位の実績もあり、DEEP JEWELSを主戦場としてきたKINGレイナがRIZINに初参戦。ガーベルトは大晦日のRIZINでギャビ・ガルシアを挑発したプロレスラーだ。
 1R、レイナは被弾しながらも果敢にパンチの打ち合いに応じると、組み付いて首投げでテイクダウンに成功。サイドから押さえてパウンドと膝を当て、終盤にはマウントパンチ、サイドからのアームロックでガーベルトを追い詰める。



 2Rもレイナはパンチをもらってしまうが、組み付いて倒してハーフガードに。マウントに移行し、ハーフに戻ってからも肩固めを狙い、最後は腕十字を極めてタップアウト。キャラクターやビッグマウスだけでなく、テクニックの高さもお茶の間に印象付ける試合となった。


第4試合 70.3kg契約(ライト級) 1R10分・2R5分
×ダロン・クルックシャンク(米国/ミシガン・トップチーム/70.05kg)
〇矢地祐介(KRAZY BEE/パンクラス・ライト級5位/69.95kg)
1R 5'12" KO (パンチ連打)

 元UFCファイターのクルックシャンクは昨年末のRIZINで北岡悟との激しい打ち合いの末、ギロチンで一本負けして以来の試合。矢地はマリオ・シスムンドに飛び膝蹴りで19秒TKO勝ちしている。
 1R、サウスポーの矢地に対し、クルックシャンクが圧力をかけ、時折スピードのある右ストレート、右ハイを当てて主導権。矢地はひるまないものの、なかなか打開できない状態が続くが、右のインロー等を随所で当てると、5分過ぎにクルックシャンクが前に詰めて来たタイミングで、左右のストレートを連続でクリーンヒット。クルックシャンクはうつぶせでマットに倒れ、矢地がパウンドで追い打ちをかけたところでレフェリーがストップした。
 見事な逆転勝ちの矢地は「これから70kg、日本の黄金の階級にしていきたいです。これで俺スターになるかな?」と笑顔でアピールした。


第3試合 女子48kg契約 5分3R
〇石岡沙織(禅道会/48.00kg)
×ベスターレ・キシャー [Bestare Kicaj](スイス/360マーシャルアーツ/47.70kg)
1R 2'11" チョークスリーパー

 JEWELSのエース格・石岡がRIZIN初参戦。キシャーは空手、キックをベースとしMMA2戦2勝。1R開始すぐ、パンチの打ち合いでキシャーが右ストレートを当て、組み付いてテイクダウンを奪う。だが石岡は簡単にリバース。キシャーは下から腕十字を狙ってくるが、石岡は外すと、素早く石岡のバックに回り込み、チョークを極めてタップを奪った。試合後マイクを持つと「短く一言だけ。RENA選手やらせてください」とアピールした。
 また、この試合後には先日RIZINでのプロデビューの発表された、タレントの野沢直子さんの娘・真珠・オークライヤーがリングに上がり、RIZIN参戦を改めて表明した。




第2試合 女子48kg契約 5分3R
〇浅倉カンナ(パラエストラ松戸/47.60kg)
×アレクサンドラ・トンシェバ [Alexander Toncheva](ブルガリア/Desant MMA & Bastos BJJ Varna/47.65kg)
判定3-0 (高本=浅倉/田澤=浅倉/大藪=浅倉)

 浅倉は昨年末大会以来2度目のRIZIN参戦。トンシェバはアマMMA8戦8勝でプロデビュー戦。1R、浅倉が最初のタックルでテイクダウンを奪い、サイド、マウントと動いて腕十字を狙うが、トンシェバは対処して上に。スタンドに戻り、トンシェバはギロチンを狙いながら引き込み、上から浅倉がパウンドを落とすと、下から腕十字を仕掛けて脅かす。
 2Rも浅倉はタックルで上に。今度はハーフとマウントの中間の位置をキープし、鉄槌を連打しトンシェバを追い詰める。終盤もトップポジションでパウンドを随所で当て好印象を残す。
 3Rも序盤から浅倉がタックルで上になり、ハーフからの肩固め、バックからのチョークでチャンスを作る。いったんスタンドに戻り、再びタックルで倒し、最後も肩固めを狙ってトンシェバを圧倒。文句なしの判定勝ちでRIZIN初白星をもぎ取った。


第1試合 58kg契約 1R10分・2R5分
×才賀紀左衛門(Me,We/57.95kg)
〇伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム/ZSTフライ級王者/57.85kg)
判定0-3 (高本=伊藤/田澤=伊藤/大藪=伊藤)

 所英男に憧れ格闘技を始めた伊藤がRIZIN初参戦。1R、伊藤が右フックで序盤から才賀をダウンさせると、グラウンドでコントロールし、5分以上バックからチョークを狙い続け主導権を維持する。終盤にスタンドに戻っても伊藤が優勢だ。
 2Rはスタンドの展開で才賀が右の膝蹴り、三日月蹴り、右ストレートを当てて挽回し、テイクダウンを奪取。だが攻めあぐねると、伊藤がリバースして上に。バックに回ってチョークを狙い挽回。終盤に才賀も脱出してパウンドを落としたが、それまでの悪印象はぬぐえず。伊藤が文句なしの判定勝ちを果たした。
 この試合後、1階級下のストロー級のパンクラス王者の砂辺光久がリングに上がり「パンクラスを背負ってRIZINに風穴を開けたい」とアピールし、参戦を表明した。

Home > REPORTS > RIZIN > 堀口恭司、元谷友貴に完勝。川尻達也、RENA、那須川天心が白星:4.16 横浜

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