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 [第10試合 116ポンド契約5回戦]
貝沼慶太 vs 山田隆博
クティブJの会長になって以来、会長としての仕事に追われリングを離れていた貝沼だが、約9ヶ月ぶりに帰ってきた。対するは全日本時代のライバル土屋ジョーと同門の山田隆博。その山田、自慢の光速パンチでKOの山を築いてきたが、ローが弱点であることが露呈しこの所苦しい。土屋の強打さえ封じてきた貝沼に、光速パンチは通じるか?。



ラウンド1 に軽くローを蹴る、非常に慎重な出だし。共に蹴りを一発放つと見合う。残り30秒で山田がパンチで出る、ワン・ツーからのロー、そして左右のフック、山田はしっかりガード。

ラウンド2 田ジリジリと前に出ながらパンチ、ここも貝沼がしっかりガード。そして見合う状態が暫く続くとレフェリーから両者に指導が入った。ここで貝沼はパンチからロー、やはりローを狙ってくる。山田は貝沼のローにパンチを合わせようとするがタイミングが遅れてガードされる。

ラウンド3 沼がガードを固めローで出る、山田の顔に苦痛の表所が浮かぶ。山田もパンチを返すが貝沼のガードを破れない、が1発入って勢いづく。しかし貝沼それ以降のパンチはガード。山田は貝沼がローを蹴るために入ってくる所へパンチを合わせる作戦に切り替える、何度かガードをかいくぐるが貝沼は額で受けてダメージ無し。

ラウンド4 田左のショートアッパーが貝沼の顔面にヒット、しかし後が続かない。貝沼はガードを固めてロー。山田はじめ自分からパンチを出していったが、はパンチを出すと貝沼にローを合わせられるのを嫌ってか、受け身に立って後手に回る。後退する山田に貝沼のローから右ストレートが入って山田ダウン。立ち上がった山田は貝沼のガードの上から強引にパンチを打ち込むが、逆に貝沼にローを合わせられダウン寸前。

ラウンド5 田パンチの連打で攻め込むが貝沼のガードをどうしても破れず、パンチを止めて隙を伺う。出てこない山田を貝沼が挑発するゼスチャーを見せると再びパンチを振るう山田、しかしガードされローを合わせられる。残り30秒で山田がハイとパンチで最後の猛攻を見せたが、遂に貝沼のガードを破れず。


沼9ヶ月振りの復帰戦を白星で飾った。山田の光速パンチにも決して有効打を与えず弱点のローを攻めて追い込み、4Rには逆にパンチでダウンを奪った。来年以降も積極的に試合に出るという貝沼に是非注目して欲しい。

文 渡辺

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