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大塚一也インタビュー
1998.8.9 水戸市民体育館控え室


Q:お疲れさまです。

大塚:どうも。

Q:久し振ですよね。

大塚:ええ。

Q:1年・・・。

大塚:まあ、リングの上では1年振りですけど・・・。

Q:それでまあ、メインと言うことだったんですけど、その辺はどうです?。

大塚:・・まあメイン、・・・あんな。

Q:緊張とかプレッシャーとかありました?。

大塚:そうですね、やなプレッシャーはありましたね。相手が未だ4戦って事で。

Q:それは、勝って、戦績的に言うと、大塚選手の方が勝って当たり前という?。

大塚:ええ、戦績の上では、まあ・・・。ローキックあんなカットし辛いもんだとは、久し振にローばっか蹴る選手にあったんで、知ってたけど面食らいました。ちょっと真面目にローをカットしないと。

Q:あの、ボディを盛んに攻められてたんですけど、それはもう作戦通りと言うか。

大塚:ガード甘そうだったんで。

「駄目でしたね、今日は」

Q:ローは効きました?。

大塚:後から効いて来るんじゃないですかね、試合中気にしちゃいましたね大分。効いてないんですけど連続して貰っちゃいけないって言う意識が、ああ言う悪い形で出ちゃいました。もっと普通にカットすればよかったんですけど、何か、駄目でしたね今日は。

Q:さっき仰ってたハイキックに関しては、どうです?。

大塚:綺麗に入ってましたけど、まあ、相手の足の長さの関係でそんな効いてません。や、でもハイは効いてません。効いてたら終ってます、2発も貰っちゃって。

Q:相手の選手に関してはその、対策とか何か特に考えられたこととか。ま、4戦と言うキャリアと言うことで特に意識とかって言うのは。

大塚:4戦だから弱いだろうなと思ったら・・・。

Q:又あのKOと言うことになったわけですけども。

「忘れてました」

大塚:ああ言うタイプは僕がKOされるか、するかでしょう(笑)。判定は無いと思いました、見てて、何方にしても。勉強になりました、前はああ言うタイプとばかり戦ってたんですけど、忘れてましたよ。

Q:忘れてたと言うか、それはあれなんですか、その・・。

大塚:ああ言う攻撃してくる、当たり前なんですけど。一寸、見るタイプと闘ってたんで。只こっちが出せば必ず当たってくれる所にいるんで、よかったです。あれで打つだけ打って逃げるタイプだったらホントやばかったです。

Q:久し振の試合ということでカンの方は、戻ってこなかったとか、そう言うことはありますか?。

大塚:いやもう、カンも何もあったもんじゃないです(苦笑)。ただ我慢してるだけ。あれダウンに見えました?、僕の、ハイキック2発だか貰ってフラフラフラと。いや、何で止めないんだろうと思いましたよ(笑)。

Q:足の具合というのは大丈夫ですか?。

大塚:足は大丈夫です、完全復活。
Q:じゃ、コンディション的にも今回は良かった?。

大塚:ええ、よかったです。カンが悪かった程度で体調は最高でした。

Q:何かそのう、課題と言うか、試合前の何かテーマと言うか、そう言うのはあったんですか?、例えば何ラウンドで倒そうとか、この技で倒そうとか。

大塚:ま勝ちましたけど、一寸予定より。何ラウンドKOでしたっけ?。

Q:3・・ラウンド、です。その辺てのはどうです、冷静に出来た方ですか?。

大塚:冷静でしたよ、でも体が一寸・・、カット出来ませんでした。言うことを効かせるつもりが一瞬遅れて貰っちゃって。

Q:それはあれですかね、試合カン?。

大塚:試合カンですね。相手の、何て言うか、そう練習だと軽いじゃないですか攻撃が。だから、実際にズンって来ると一瞬思考が止まるんですよね。その分の遅れが計算できない、カンですよね。おもいっきり、思い切った練習しとけばよかったです。

Q:次の予定ってのは決ってらっしゃるんですか?。

大塚:まだです。

Q:見てくる相手の方がやりやすいですか?、それとも攻め続ける方が?。

大塚:見てくる方がなれてましたね、その分忘れてました今日みたいなタイプは、対処方法を。こっちも真似して蹴ればいいんですよ、1ラウンドもうやられちゃって、でも未だ思い出さなくて。3ラウンド目位からですね、こっちから、同じ数だけ出せばこっちの方が強いって言う自信はあるのに、それを1ラウンド出来なかったと言うのが、ちょっと遅かったです思い出すのが。同じだけ出せば僕のが必ず勝つんで、それは3ラウンドで判りました。

Q:特にその焦りって言うかそういうのは無かったですか?。

大塚:いや、一寸その、連続で貰っちゃったんで何かあのダウン取られるんじゃないかってヒヤヒヤでした。こっちは効いてないんですけど、一寸体勢、体勢立て直すタイミング掴めなくて。「ヤバイヤバイヤバイ止められるー、相手が疲れて止まってくれた」って、それで助かりました。

Q:今後についてなんですけど、まあ課題と言うとどんな?。

大塚:もうちょい地味な練習を。と言うか、ああ言った当たり前の攻撃をしてくるタイプの、に当たり前に対処出るようにならないと、ちょっと。

Q:ま、何時もその、前回、去年の時もそうだったと思うんですけど、やっぱり次の対戦、国際戦とかとかまあ他団体とか色々聞かれると思うんですが。その辺てのはどうなんでしょう?。

大塚:てゆうか、挑戦してくれたら何時でも受けるんですけど、してこないすから(笑)。

Q:逆にこっちからと言うのは?。

大塚:その辺は会長に任せてます。

Q:(笑)ああ、そうですか。

大塚:まあ、その、ま一応書いといて下さいよ「来いや」って「誰でも来いや」って(笑)、でも来ないんすよね(笑)。まあ、来るんじゃないですか、来るって言うか会長も何とかしてくれるんじゃないすか。

Q:同じ階級だと、まあNJKFの鈴木選手とか。

大塚:ううーん、あれは、あれは今日の、今日闘ったタイプが更にパンチが更に上手くなった様な感じでね。どうもパンチが、いいすね、中々。

Q:どうですか、やってみたい?。

大塚:やってみたいですね。

Q:何か次、プランとかってあるんですか?。

 (ここはトレーナーが代わって答えてくれた)

トレーナー:まあ、今ん所は聞いてませんけど、ま今日の様子見て検討すんじゃないですか。一寸今日は大塚あれだな、見せすぎちゃったな。

Q:この一年間って言うのは、何かそのう考えられてたとか、こうしたいとか、そう言う、どうですか?。

大塚:最初の半年は一寸考え、ま一寸おかしかったんですけど、後半半年はひたすら出番を待って地味に練習してましたけど。特に・・、とりあえず試合に出たいって言う。

トレーナー:一寸効いちゃったな、効いたって、効いたわけでもないけど、まあ蹴られっぱなしでイメージ悪かったな。本当に効いてたらあんな蹴り出せないもんな。

大塚:し、正直負けると思いましたね。

トレーナー:うーん、厳しいと思ったな、うん(笑)。

大塚:(笑)
トレーナー:厳しいなとは思ったけどな。ま、何かしらあると思ったけど。

大塚:もういいかなと思って、反撃しようと思っても中々掴めないんです。

トレーナー:だからお前は本当はあれだよな、下がるより前出た方が力あるよな。

大塚:相手は何で倒れました?。

 (ここで記者の間で意見が分かれた、私はボディーブローの連打の後最後は膝と見えたのだが)

Q:ボディー・・・。

渡辺:膝でしたね。

Q:ボディーにストレートか何か入ってあれじゃないですか、膝がはいんないでパンチで倒れたんじゃ・・・。手応えとかはありませんでした?。

大塚:全然ありませんでした。

Q:膝が当たったとかそういう感じは?。

大塚:パンチも膝もかすった程度で。弱いのか、一発だけでもいいのが入っちゃったのか、わかんなかったですけど。

トレーナー:立って来ると思ったな、最後は立って来ると思った。

大塚:ええ。

トレーナー:そんな気はしたよな。あれで終わりだと思わなかった。

Q:じゃあ又次ですね。

大塚:頑張ります。

トレーナー:まあ、でもいい選手だよな、向こうも。

大塚:もうちょいパンチの練習してこないと。して、した方・・、すれば本当強くなりますよね。

Q:(笑)でも、それ聞いて又練習してきたらもっと強くなりますよ。

大塚:え、いやホント、パンチが無いんで助かりましたよ。蹴りだけでしたもんね、パンチは触る程度で。

Q:お疲れさまでした。

大塚:有難うございます。
トレーナー:今日は力の半分も出なかったな。

大塚:半分・・・。あの2ラウンド終って僕に勝ち目がないと思った人、いますか?。いますかって言うか。

Q:うーん、危ないかなとは思いました。

渡辺:結構やばいかなと。

トレーナー:まあ、中々エンジンかからないって感じはしましたね。ま、何かしら絶対、何時ものパターンだから。これからだと思ってはいたけど。

Q:お疲れさまでした。

大塚:有難うございます。




収録・構成・写真:渡辺
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