前回全日本キックとの交流戦で行われた土屋ジョーとのバンタム級頂上対決で敗れた関、しかし相変らず団体内では敵無しだ。その関、12月26日の興行ではランバー・ソムデート・M16(ルンピニー フライ級4位)との対戦が決まっている。ランバーと言えばこれまでに全日本フライ級王者の山田隆博や元全日本バンタム級王者の貝沼慶太を破り、先に日本武道館で行われた「GROUND TOKYO ZERO」においては土屋ジョーを圧倒、1RKOに葬っている。今日の試合をスッキリ勝って来月のビッグマッチに備えたい所だろう、事前の予想でも”関圧倒的有利”だ。
関完敗で王座陥落。こんな関を見ることになるとは思いもよらなかった、得意の前蹴りは影を潜めミドルキックにも力がない。精神的にも何か”弱気”を感じさせた。これが単なる1時の不調であってくれることを祈るばかりだ。来月には山本よりも遙かに危険な相手ランバーが待ち構えている、今日のような調子では勝利はおろか無事にリングを降りられまい、土屋以上の悲惨な結末になるかもしれない。関の1日も早い復活に期待したい。 一方新王者となった山本は左のリードパンチが冴え渡り、終始関を圧倒、MAのバンタム級戦線における関の独走状態にストップをかけた。ようやく自分のスタイルを見つけたと言う山本の戦い振りは、関の不調を差し引いても十分光っていた。山本の存在がMAのバンタムを面白くしてくれそうだ、山本のこれからの戦いに注目したい。 文 渡辺
一方新王者となった山本は左のリードパンチが冴え渡り、終始関を圧倒、MAのバンタム級戦線における関の独走状態にストップをかけた。ようやく自分のスタイルを見つけたと言う山本の戦い振りは、関の不調を差し引いても十分光っていた。山本の存在がMAのバンタムを面白くしてくれそうだ、山本のこれからの戦いに注目したい。 文 渡辺