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武藤孝行インタビュー
1998.6.26 後楽園ホール控え室


「チャンピオンに相応しい選手になりたい」  

Q :どうですか?、チャンピオンになって。
武藤:まだまだチャンピオンになったって言う実感って言うのは、未だ無いですね。まあ、今日の試合もやっぱり、悪い所って言うか、一杯ありますんで、課題一杯ありますんで、一つ一つあの克服して行って、あのチャンピオンに相応しい選手になりたい。まあ今の段階では未だチャンピオン・・・ですけど、チャンピオンになったんですけど、チャンピオンじゃないですから。あの、チャンピオンに相応しい、まあ、あの選手じゃないんで。
Q :それは試合内容がやっぱり?。
武藤:そうですね、試合内容。後・・・何て言うんですかね、まあ精神的な物がねやっぱり。あの、僕の先輩に佐藤(堅一)さんがいるんですけど、やっぱり佐藤さんに比べると僕なんかやっぱり未だ未だ、技術もそうですけど、やっぱり精神的な試合に対する心構えと言うか、試合に臨む姿勢って言うか、そう言う精神的な物が未だ未だ僕は、あの、未だ未だですので。一つ一つ技術も、精神的な物も一つ一つ、あの、つけていきたいです。
Q :プレッシャーとかはありました?。
武藤:あ、プレッシャーは物凄いありましたね。もう、あの、何て言うんですかね。周りの、あの、ジムの仲間の後士道館の関係者の人だとか、まああのそう言う人の何て言うか期待って言うか、そういうの物凄く感じましたね。そう言うのは逆にプレッシャーになってました。
Q :特別何か今回のその、決定戦に向けて、ま作戦も含めてですけど、何かされたと言うのは?。
武藤:作戦ですか?。えーと、取り敢えず井上選手は肘が巧い選手なんで、あのー、ま佐藤さんもね、あの井上選手と試合やってますんで、佐藤さんにそう言うアドバイスとか聞いたりなんかして、あとビデオ見たりなんかして肘に対するあの対策って言うのは、ま練習でやってきましたけど。まあ、結構今日は肘喰っちゃいましたけどね(笑)。
Q :これ、あの右の眉とか当たって、腫れたりしてるんですけど、食らった時にヤそのバイって言うのありましたか?。
武藤:効いたって言うのは無いですけど、あの切れたかなって言うのはありましたね、切られちゃいましたけどね。
Q :あの、御自身の攻撃の中でこれが今日は上手く行ったなって言うのは?。
武藤:いやあ、うーん・・・。まあ今までの試合僕、振り返って見ると、あの最初からガガーって行っちゃう癖があったんですけど、それ塾長なんかに、そのワーっとこう突っ込んで行くのやめろって言うの言われて。ちゃんとこう、ま5Rあるんでね、あの落ち着いて相手の動き見ながら、あの横に回りながら、真っ直ぐ突っ込んで行くのはやめるように言われましたけど。ま、そう言うのでは、ま今回結構落ち着いて見られたんじゃないかなと思います。まあ、最期延長とか、5Rとか終りの方、もう取り敢えず前へ前へ出て、最後の、ま最後の方はもう行きましたけど。最初の序盤は、こう相手見ながらこう、横に横に動きながら行きました。
Q :5Rその終わった時点で、その延長って言うのは考えましたか?。
武藤:考えましたね、ドローだなあと思いましたけど。もしかしたら穫れたかなって言うのはありましたけど、そう言う。
Q :相手がその、井上選手がその左を出して、左を出してこう回るって言う戦法に対してはどうでした?。
武藤:左を出しながら回って、左に合せて肘打ってきたんで、それで喰っちゃったんたんですけど。それで僕あの左のストレートで、それで終わっちゃうんですよ、攻撃が。だからそれでもう。そう言うのじゃなくって、もっとこうコンビネーションを上手く使いたいんですよね。やっぱり力んじゃうんですよね。もっとコンビネーションを、もっと出せたら良かったと思うんですよね。練習でもコンビネーションを一杯、色々やってきたんで。で、その内の3つ出せば今日は勝てるってトレーナーの方から言われまして。でも駄目ですね、一つ出せたかなって位で。攻撃が一つだけだとやっぱり相手も、相手にに読まれてきちゃうから。もっと色んなバリエーションを考えて3つ、4つ。
Q :マウスピース外せって、(セコンドから)言われてましたが。それはどうでした?、かなり檄が飛んでましたが。
武藤:ええ、まあ最後はねマウスピースあっても無くても、最後なんでね、もう思いっ切りやりたかったんで。ま、セコンドが外せって言ったから外したんですけど(笑)。
Q :無敗でここまで来たって言う事なんですけど、どうですか?。
武藤:いや、全然。うーん、だって全然凄くないでしょ。でも無敗だってまだいるじゃないですか、他にも、チャンピオンになった選手。未だねこれから僕も未だ、もっともっとあの強い選手になって、このままずっと勝ち続けたいですけど、中々そうは行かないと思うんでね。でもまあ、連勝記録もっともっとどんどん伸ばして行きたいですよね。
Q :何方かその、自分の中で、この選手って言うのはあるんですか?。
武藤:あ、あのやってみたい選手?。うーん、そうですね、まあ、これと言っていないですけど。でもまあ、色んな選手とやってみたいですけど。自分も勉強になりますし。
Q :あの外国とか、行きたいですか?。
武藤:あ、あの、そうですね外国の選手にも興味ありますよ。只僕ずーっと試合が続いて来てるんで、一寸、ここらで一寸一休みしたいなって言うのが。
Q :あの、山梨の時のアピールが効いたと言うか(笑)。
武藤:ええ(笑)。あれはまあ、でも、そうすね。
Q :珍しかったんじゃないですか、これまでああ言うのってあんまり無かったですよね。
武藤:ええ、そうですね。
Q :回りの方も驚いてたみたいで(笑)。
武藤:ええ、たまたまあのうちの選手も来てたんでね、一寸ここらでアピールしとこうかなって思ったんですけど。
Q :あの後注意とかされませんでしたか?。
武藤:まあ、そら別に。館長に褒められましたけど。
Q :次のじゃあ予定ってのは特に?。

「チャンピオンになっちゃっていいんですかね、僕なんか」

武藤:予定ってのは、まあ今の所無いですけど。ええ。取り敢えず夏過ぎ位から又試合入ってくると思います。はあ、でもチャンピオンになっちゃっていいんですかね、僕なんか。まあ他団体の選手なんかも、強い選手一杯いますから、そう言う人に本当にあの追いつき追い越せで、あの頑張っていきたいですけど。
Q :因みに、特に意識してる他団体のチャンピオンとかは?。
武藤:えー、そうですねえ。あの、佐藤孝也選手だとか、後は小野瀬選手とか。今の僕の実力では全然。
Q :今後特にこれを伸ばしたいと言うのは、さっきコンビネーションと仰ってましたが。
武藤:そうですね、全部一通り、あの上手くなりたいんですけど。まあ後、今1番の、中でも課題はパワーをつけることです。後スタミナですか、あのリズムを作ってスタミナみたいのつけたいですね。やっぱりKOで勝たないとお客さんも面白くないですからね、あのダラダラ5Rフルにやっても、スカッと勝ちたいですからね。それだったらパワーつけて1発で倒す。
Q :コンディション的には今日は良かったんでしょうか?。
武藤:え、もう、あの、まあそうですね、何時も通り。





収録・構成・写真:渡辺
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