治政館の大柴選手は、フェザー級のベテランの域に達している選手。冷静な表情で淡々とパンチからローへとつなぐコンビネーションを繰り出す姿が印象的だ。久しく試合にでていなかったが、今回、治政館の地元での興行ということで復活を期す。 鷹山選手は、このところ積極的に試合にでている、ライト級の新鋭。年頭の抱負として「今年中にタイトルを獲る」と宣言していたが、その道のりを確かに歩んでいるように思われる。やや荒削りながら、ガンガン前に出て手を出し続けるバイタリティ溢れる選手といえる。 久しぶりの試合となる大柴選手が、はたして鷹山選手の前進を止められるか。はたまた鷹山選手が、大柴選手を押し切るかが焦点となるだろう。
鷹山選手は、このところ積極的に試合にでている、ライト級の新鋭。年頭の抱負として「今年中にタイトルを獲る」と宣言していたが、その道のりを確かに歩んでいるように思われる。やや荒削りながら、ガンガン前に出て手を出し続けるバイタリティ溢れる選手といえる。
久しぶりの試合となる大柴選手が、はたして鷹山選手の前進を止められるか。はたまた鷹山選手が、大柴選手を押し切るかが焦点となるだろう。
鷹山選手が判定2−0で大柴選手を制した。 全体的に、前に出て積極的に攻め続けた点は鷹山選手の本領発揮というところだが、やや荒っぽい攻撃が多く、精度を欠いた印象は否めない。確かに、大柴選手は巧い選手だが、開始当初はまだ試合勘が戻っていなかったのか後手に回る場面も多かっただけに、そこを畳み込めれば、もっと勢いに乗れたのではないだろうか。 一方の大柴選手は、中盤に右ローを中心に巧く攻めていたが、終盤は、少し疲れていたようだ。今回は久しぶりの試合のせいか、62キロ契約とライトの上限すら超えた体重だったが、今後少しずつ体調を整え、再びフェザーでやるならば、その時に完全復活を期待したい。 やや大味な試合となったが、大柴選手の復活への試運転としてはまずまず。逆に、鷹山選手としては、きちっと勝っておきたかったのではないだろうか。 文 片岡
一方の大柴選手は、中盤に右ローを中心に巧く攻めていたが、終盤は、少し疲れていたようだ。今回は久しぶりの試合のせいか、62キロ契約とライトの上限すら超えた体重だったが、今後少しずつ体調を整え、再びフェザーでやるならば、その時に完全復活を期待したい。 やや大味な試合となったが、大柴選手の復活への試運転としてはまずまず。逆に、鷹山選手としては、きちっと勝っておきたかったのではないだろうか。 文 片岡