久しぶりのフライ級ランカー同士の対決は、佐々木選手と新開選手という実力者同士の対戦となる。 新開選手は、本興行より全日本キックからNJKFに移籍してきた岩本道場所属。全日本時代は、バンタム級のランカーとして貝沼選手や土屋選手と鎬を削ってきた。なかなか結果が伴わない試合が続いているが、今回の団体移籍、そしてフライ級転向と、まさに心機一転。再び上昇気流に乗りたいところ。 一方、久しぶりの試合となる佐々木選手も、安川選手にタイトルを奪われて以来、ダヌワ・オーエンジャイ選手、アラビアン・ゲッソリパー選手と、連敗が続いている。実力が高く評価されてのムエタイ連戦だったが、相手の狡猾な試合運びの前に今一歩実力を出し切れずにいる。 この試合、形式的にはNJKF所属同士の対戦だが、新開選手という新しい「血」が入ったことで、どうも対抗戦の雰囲気も漂う一戦といえる。また、お互い連敗のトンネルを抜けるためにも、落とせない一戦ともいえるだろう。
一方、久しぶりの試合となる佐々木選手も、安川選手にタイトルを奪われて以来、ダヌワ・オーエンジャイ選手、アラビアン・ゲッソリパー選手と、連敗が続いている。実力が高く評価されてのムエタイ連戦だったが、相手の狡猾な試合運びの前に今一歩実力を出し切れずにいる。 この試合、形式的にはNJKF所属同士の対戦だが、新開選手という新しい「血」が入ったことで、どうも対抗戦の雰囲気も漂う一戦といえる。また、お互い連敗のトンネルを抜けるためにも、落とせない一戦ともいえるだろう。
佐々木選手1年半ぶりの勝利。 キャリアはわずか10戦だが、非常に落ち着いて、淡々と自分のペースを維持する試合巧者ぶりと、要所要所で畳み込むような鋭さを見せる佐々木選手には、もう少し試合をさせて上げたいというのが本音だ。隠れた実力者、というには惜しい選手だと思う。 今日も、3ラウンドには新開選手の力強い攻撃に押し込まれることもあったが、表情自体は余裕があり、4ラウンドには見事スリーノックダウンを奪って見せた。実に、昨年4月の相原戦以来の勝ち星となったが、タイトル挑戦権を持つことは、十二分に証明できたと思う。このまま星を重ね、再び安川選手のタイトルに挑んで欲しいところ。 一方、敗れはしたが、新開選手の闘いぶりも十分に評価に値するものだった。このままフライ級で闘うことは、身体的にはつらいかも知れないが、一発の切れや重さは、フライ級コンテンダーの脅威となるだろう。KO負けが多いところが気になるが、いつも試合自体は決して悪くない。何かのきっかけがあれば、一気に流れに乗る可能性は十分ある。安川選手との対戦も楽しみだが、その前にきっかけをつかめるような、勝ち星という一番の良薬が欲しいところだろう。 文 片岡
一方、敗れはしたが、新開選手の闘いぶりも十分に評価に値するものだった。このままフライ級で闘うことは、身体的にはつらいかも知れないが、一発の切れや重さは、フライ級コンテンダーの脅威となるだろう。KO負けが多いところが気になるが、いつも試合自体は決して悪くない。何かのきっかけがあれば、一気に流れに乗る可能性は十分ある。安川選手との対戦も楽しみだが、その前にきっかけをつかめるような、勝ち星という一番の良薬が欲しいところだろう。 文 片岡