[PRIDE] 今秋PRIDEの「第二のブランド」始動。ミドル未満にも門戸開放へ
▼ (6/11 up) 榊原信行・DSE社長はPRIDE.26の前日の7日、都内のDSE事務所で会見を開き、今年の11月頃にPRIDEの「第二のブランド」「アナザーライン」となる大会を立ち上げ、年3・4回開催する構想を示した。 この大会では日本人選手の育成や、中堅どころの外国人選手に試合の機会を与える以外に、現行のヘビー級・ミドル級よりも軽い体重の選手にも門戸を開く方向だ。榊原社長は「話半分くらいで聞いてくださいね」としつつも、具体的に宇野薫、須藤元気、桜井“マッハ”速人、佐藤ルミナの名をあげ、さらに「パンクラスにも良い選手がたくさんいますね。団体の中で戦うことも大事だと思うんですが、中立なリングで戦ってもらうのも良いのかなと。早急にDEEPの佐伯(繁)社長とかと差別化を図りながらやっていきたい」と話した。佐伯社長も9日、DSEとの話し合いに応じる意向を示している。 日本人選手育成という意味では、DSEは既にTHE BESTという大会を開催してきた。榊原社長は今後もTHE BESTを行うつもりだが、同席した高田延彦PRIDE統括本部長は「THE BESTはコンセプトが見えずに中途半端でいたから、今回はしっかりしたイベントの柱を作った上で、その中から強い日本人が生まれることに期待したい」と語っており、THE BESTもコンセプトの見直しがはかられそうだ。 ルール面でもクロスガード(グラウンドで下の選手が両足を組んで防御する行為)の禁止する案があり、実験色の強い興行になる可能性もある。榊原&高田の新体制で「REBORN」したPRIDEが、どういう歩き方をするかが楽しみだ。(井原芳徳)
Last Update : 06/11
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