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大宮司、真夜中の渋谷でド派手なKO勝ち/9.8 渋谷クラブサミット99(写真追加)▼9月7日(金)〜9日(日)開催された「渋谷クラブサミット99」の中日にあたる8日(土)深夜、「Future shock fair - ON POINT -」というイベントがON AIR EASTで開かれ、シルバーウルフ提供のキックボクシングが1試合行われた。正道会館からシルバーウルフに移籍した大宮司進が、エマニュエル・ラドニッキ(Emanuel Rudnicki)という選手と対戦し、2R2分00秒 パンチの連打でKO勝ちをおさめた。 大歓声の中、両選手が登場する。大舞台を任された大宮司は緊張した面持ちだ。対するラドニッキはオーストラリア出身の25歳。94年にキックボクシングを始め4試合ほどこなしたが98年から休業。だが今年に入って練習を再開し、復帰戦ではクリス・ホワイト(当初大宮司と対戦予定だった選手)とのオーストラリア王者戦にノックアウト負けしたが、西オーストラリアのタイトルを受け取ることができたという。別の顔はヘビーメタルのバンドのギタリストで、いくつかの音楽雑誌でライターの仕事もしているという。今回は初めての海外戦で直前まで緊張していたというが、ミュージシャン魂がクラブで発火したのか? リングに上がるとそれも吹き飛んだとのこと。試合が始まっていきなり回転の速いパンチと膝でラッシュを仕掛ける。しかし大宮司は冷静にディフェンスし鋭いローキックで反撃。目前で繰り広げられるリアルファイトに、超満員の観衆から溜め息が漏れる。場内からは「殺せ!」という怒号も響く。次第に大宮司の優勢になり、パンチで続けざまにダウンを奪い、ラドニッキは鼻血を出す。そして2R、2度目のダウンを奪った所でラドニッキが立ち上がれず試合は終了。大宮司は観衆の期待どおりの結果を残した。
試合の興奮の冷め遣らぬ中、続いて舞台に登場したのは、大宮司の親友で日本ラップ界のトップスター・ZEEBRA。 格闘技記者陣が大宮司に試合後のコメントを聞いている最中もZEEBRAは即興風の短い曲を披露し「大宮司もバッチリ勝ったぜ!今の曲は負けたらやんねえ曲なんだけど」と親友の勝利を祝福した。続いて披露した「Neva Enuff」(北野武監督の映画「BROTHER」のインスパイア・ソング)も「ド派手にかまそうぜ」というフレーズから始まる、この日の大宮司の試合ぶりを象徴するような一曲。こういったイベントの構成からも、大宮司の試合がいかに大きくフューチャーされていたかがわかっていただけると思う。 渋谷クラブサミット99「Future shock fair - ON POINT -」 Last Update : 10/15 23:28 |