金原の負傷欠場に伴い急遽登場したオーフレイム。残念ながらUSA大会では二回戦落ちということになってしまった。先のKOKトーナメントでも、一回戦でアントニオ・ロドリゴ・ノゲイラに一本負けを喫する等、このところこれはという勝ち星に恵まれていない。
オーフレイムは、リングス・デビュー以来、その才能のすばらしさを遺憾なく発揮し、多くのファンを魅了してきた選手である。対戦相手を次々と血祭りに上げたオーフレイムの高く突き上げられる膝、そしてハイキック。そのころの輝きを再び見たい、という願いを持っている人は少なくないに違いない。
いつもの生真面目な表情でスリックに対峙するオーフレイム。
猫背、というより、肩幅一杯に筋肉が盛り上がったが故にまるで豹のように湾曲した独特のポーズに変わりはない。
突っかけ、タックルにいくスリック。
それを上から潰してテイクダウンし、上をとるオーフレイム。そのまま足首を狙いにいく。スリックも、負けじとアキレスを取りにいくが、技術面ではオーフレイムに一日の長がある。しなやかな黒い身体が絞られ、スリックの足関節の余裕を奪い取り、アキレスがぎりぎりと極められていく。
タップ。
この勝利はオーフレイム復活の狼煙になるだろうか。
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