RISE 9.8 横浜BUNTAI:志朗×田丸辰、仕切り直しの再戦がメインイベントに。元フェザー級王者・梅井泰成はK-1離脱の國枝悠太と。バンタム級新鋭・松下武蔵、3位の加藤有吾と対戦
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA(9月8日(日)横浜BUNTAI)の対戦カード発表記者会見が7月10日、東京で行われた。横浜BUNTAIは横浜・関内駅近くの横浜文化体育館の跡地にできた最大5000人収容規模の会場で、今年4月に開業した。大会の模様はABEMAにて生中継される。
志朗×田丸辰、仕切り直しの再戦が正式決定
メインイベント RISE世界バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)※初防衛戦
田丸 辰[とき](TRY HARD GYM/挑戦者、RISEスーパーフライ級(53kg)2位、元同級&フライ級(51.5kg)王者、RISE -54kgトーナメント2023優勝)
志朗は昨年7月の-54kg世界トーナメント一回戦ではルペン・セオアネに判定勝ちしたが、8月の準決勝でクマンドーイに判定負け。12月の両国大会ではクマンドーイと同門のブンロンに1R KO勝ちした。今年3月のRISE ELDORADOのメインイベントでは、-54kgトーナメント優勝者の田丸を相手に、RISE世界バンタム級(55kg)王座の初防衛戦を行ったが、1R終盤の偶発的なバッティングにより志朗が鼻を負傷し、2R開始早々にドクターストップがかかり、無効試合で終わっていた。
その後、6月15日の大阪大会では田丸がジョン・ヒョヌに35秒でKO勝ちすると「志朗選手ともう一回、白黒つけたいんで、9月(8日の横浜BUNTAI)のメインでやりましょう。6月30日、志朗選手、絶対勝って、最高の試合しましょう」と志朗に呼び掛けた。そして志朗も6月30日の後楽園ホール大会でクリスティアン・マンゾに判定勝ちすると「KOして言いたかったんですけど、9月8日、横浜BUNTAIで田丸選手と再戦したいです。次は横浜で会いましょう」と回答し、RISEの伊藤隆代表も大会後の総括で「志朗はダメージ無いし、辰も大丈夫なので、最終調整して会見で発表したいです」と話していた。
田丸は昨年3月の-54kgトーナメント予選で風音に判定勝ち。7月の一回戦ではクマンドーイに勝った実績のあるペッシラーを1R KO。8月の準決勝では大﨑一貴に判定勝ち。12月の両国大会での決勝ではクマンドーイに判定勝ちして優勝し、賞金1000万円を獲得した。予選枠から這い上がっての優勝が高く評価され、RISEの年間表彰「RISE’s PRIZE」の2023年のMVPにも選ばれ、300万円も獲得している。
7月10日の記者会見で再戦が正式発表され、志郎と田丸が揃い踏み。この試合が横浜大会のメインイベントとなる。志朗は「3月は1Rやってお互い感じた部分があったと思いますので、今回は答え合わせの場になると思います」「3分の攻防で、これ狙ってるんじゃないかというのが、セコンドを含めて見えましたし、駆け引きを誘ったらやってきたので、ある程度格闘技IQが高いと思いましたね。でも弱みははっきり見えなかったです」と、初対決の内容を踏まえてコメント。再戦は得意かと聞かれると「鈴木(真彦)君と(那須川)天心君と再戦しています。天心君には負けましたけど2回目の方が内容は良かったです。タイでも再戦は結構やっていたので、再戦は強いほうだと思います」と答えた。
対する田丸は「やっとあの試合の続きが出来ると思うとワクワクしています。3月以上の仕上がりができると思うので、志朗選手も最高の状態で試合ができたらと思います」「前回1Rやって全然いけると思いました。5Rあるので、志郎選手がこの後どんな引き出しがあるんだろうワクワクしています」と話し、再戦が待ち切れない様子。前回の1Rを振り返って「正直やばそうだなとは感じなかったです。色々考えてやってて、頭がいいなと思いました」と志朗の印象を語った。武尊の率いるteam VASILEUSでも練習しており「VASILEUSとは結構交流があって、寺田(匠)選手と一緒に練習していて、今回に向けても練習できたらと思っています」と話した。
この会見の3日前の7日にはK-1の代々木第二体育館大会で-55kgトーナメントが開幕。金子晃大×璃明武、玖村将史×大久保琉唯の準決勝と決勝が9月29日の代々木第二大会で行われる。K-1の同階級のトーナメントを意識するかと聞かれた志朗は「K-1と比較されるのは仕方ないと思います。K-1の55kgは金子選手、玖村選手が強くて盛り上がっていますし、格闘技界の55kgを背負いたいので、そこは勝負しに行きたいです」、田丸は「正直意識していないんですけど、直近でK-1もありましたし、RIZINもビッグマッチを控えて面白いカードたくさんある中、9月のRISEが抜けて面白かったと思われたいですし、そこでメインイベントを任されたのでいい内容の試合がしたいです」と答えた。
なお、田丸は今回勝ったら55kgをメインに戦うかと聞かれ「RISEとも話し合いますけど、55kgは初めてで、この間の(6月の試合の)53kgでも適正だと感じたので、ファンの望む試合をやっていきたいです」と答えた。
元フェザー級王者・梅井泰成、K-1離脱の國枝悠太と対戦
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
梅井泰成(Mouton/3位、元王者)
國枝悠太(Never mind / 9+ nine plus lab./元AJKNフェザー級王者)
梅井は26歳。22年3月に平野凌我との王座決定戦で判定勝ちししたが、8月、門口佳佑に判定負けしRISEフェザー級王座から陥落。昨年2月の再起戦でも魁斗に判定負け。10月の試合も開始早々のウォームの蹴りがローブローとなりノーコンテストに。2月には安本晴翔に判定負けしていたが、6月30日の後楽園大会ではフェザー級6位の翔に判定勝ちし、2年ぶりに勝利した。約2か月間隔で早速次戦が用意された。
國枝は31歳でRISE初参戦。28戦14勝(9KO)11敗3分。空手をベースとし、21年1月からK-1 GROUPで9戦し4勝5敗で、林京平、鷹大、桝本翔也、覇家斗をKOし、勝った試合は全てKO。だが昨年12月に新美貴士に判定負けし、今年3月に大岩龍矢にKO負けし2連敗中だった。4月16日にK-1 GROUP離脱を発表していた。
◆梅井
國枝選手はRISE初参戦なんで、RISEはレベル高いよと見せつけるようないい勝ち方をして盛り上げます。
(相手の印象)パンチがあってKO率高い選手やと思いますけど、当てさせないです。
(下駄を履いてきた理由)この下駄は彪司(ひゅうが)にプレゼントでもらいました(※彪司は同じ会見に出席したTEPPEN時代の後輩)。2~3か月前から履いてて、人間は靴に甘えてしまっているなって思って、よく履くようにしています。足の裏の筋肉を使うんで、バランスは確実に良くなっています。
◆國枝
負ける勇気をもって勝ちに来ました。いきなり大舞台で強敵と試合を組んでくれてありがとうございます。
(相手の印象)強くて上手いですけど、僕のほうがパンチ力があるんで倒しに行きます。
(RISEを新たな戦場に選んだ理由)強くて上手い選手ばかりの中で、僕のパンチ力でどこまでかき回せるか試したかったです。オープンフィンガーにも興味あります。(K-1を離れた理由)色んなところに好きなところに、どこでも行きたいと思ったので抜けました。
バンタム級新鋭・松下武蔵、地元横浜で3位の加藤有吾と対戦
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
加藤有吾(RIKIX/3位、WMC日本スーパーバンタム級王者)
松下武蔵(GOD SIDE GYM/9位)
加藤は25歳(試合時)。22年8月からRISEに参戦し、翔磨、大森隆之介、京谷祐希、鷹介相手に4連勝したが、昨年8月、RISEバンタム級王座挑戦者決定戦で大﨑孔稀に判定負け。12月には有井渚海に判定勝ちしたものの、今年3月にジャルンスック(タイTrue4uバンタム級王者)に判定負けした。5月に所属先のRIKIXが主催するNO KICK NO LIFEに出場。大会の通常ルールは肘有り・キャッチ制限無しだが、RISEと同じ肘無し・ワンキャッチワンアタックルールの試合が用意され、元True4Uバンタム級8位のヌアシラーを2R左ボディフックでKOし、RISEに戻ってくる。
松下は19歳。KNOCK OUTでの連戦を経て、昨年10月からRISEに復帰し、彪司(ひゅうが)に判定勝ち。12月にはK-1の池田幸司と接戦の末に判定負けしたが、3月の後楽園で伊東龍也に判定勝ち。6月30日の後楽園では若原聖に2R KO勝ちすると、9月の地元横浜大会での上位ランカーとの試合を希望し、両方の要望が通った。
◆加藤
3月大会でジャルンスックにしょっぱい試合をして負けて、そこから一からやり直してめっちゃ強くなっているので、圧倒的に勝ちたいです。
(松下が加藤の印象を「見た目と髪型は派手ですけどビビリなのかなって」と言ったのを聞いて)まあそうです(場内笑)。それは冗談で、試合になったらちゃんとしています。松下選手は速くてイケイケなんで面白い試合になると思います。
(8.31後楽園で行われる大崎孔稀×大森隆之介のバンタム級王座戦について)普通にいったら大崎君が勝つと思うんですけど、大森君がミラクル起こしそうなんで楽しみです。
◆松下
みんなバチバチになるのかなと思うかもしれないですけど、自分はテクニックとスピードで完封したいです。(大崎孔稀×大森隆之介のバンタム級王座戦について)どっちが勝ってもベルトを取りに行くだけです。
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
良星[らすた](KSR GYM/6位)
彪司[ひゅうが](TEAM TEPPEN/11位、Stand Up King of Rookie 2021 -53kg級優勝)
良星は27歳。22年4月のRISEに大森隆之介にKO負けし、今年4月の後楽園大会で2年ぶりにRISEに上がったが、京谷祐希に判定負けしている。彪司は21歳。昨年10月に松下武蔵に判定負けしたが、4月の後楽園では夏目竜雅を3R KOしている。
◆良星 RISEに5年出て初の大舞台で緊張しています。しっかり盛り上げます。(相手の印象)怖いっす(笑)。あと大きいですね。
◆彪司 この大会とこの試合、自分自身めちゃくちゃ楽しみにしているんで、とにかく皆さん、期待していてください。(相手の印象)めちゃくちゃおいしい相手だなって印象だけです。
なお、RISEの伊藤隆代表は出場予定選手として以下の6名を発表。「最近のRISEの大きい大会はチケットが売り切れていないので厳しい状況ですけど、売り切れにしたいです」と大会自体に向けての意気込みを語っている。
出場予定選手
チャド・コリンズ(オーストラリア/ストライクフォース/RISE世界スーパーライト級(65kg)王者、WMC&WBCムエタイ世界同級王者)
イ・ソンヒョン(韓国/RAON/RISEスーパーライト級(65kg)1位、元ミドル級(70kg)&ライト級(63kg)王者)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISEスーパーライト級(65kg)2位、元RISEライト級(63kg)王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
大雅(TRY HARD GYM/RISEスーパーフェザー級(60kg)王者、元K-1同級王者、元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
パヌワット・TGT(タイ/TARGET/RISEスーパーフェザー級(60kg)6位、RISE同級漢気トーナメント優勝、元PPTV 60kg級王者)
那須川龍心(TEAM TEPPEN/RISEフライ級(51.5kg)1位)
概要
大会名 RUF presents RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA
日時 2024年9月8日(日)開場・未定 開始・未定
会場 横浜BUNTAI(神奈川県横浜市中区不老町2-7-1/JR京浜東北根岸線「関内」徒歩6分、横浜市営地下鉄「伊勢佐木長者町」徒歩4分/[HP])
中継 ABEMA
チケット料金 後日発表
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/