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[第10試合 国際試合ミドル級5回戦]
小笠原仁 vs アダム・デビス
笠原は今年1月にバロミ・ファローを2RKOに破り、ミドル級王者に就いたばかりだ。プロとしてのキャリアは僅か5戦と、多団体時代といえども”浅さ”は否めない。
 しかしその破壊力満点の攻撃力は他団体の選手からも評価され、NJKFミドル級王者の新田明臣も対戦してみたい選手として最初にその名前を挙げるほどだ。

するアダム・デビスはオーストラリアのクイーンズランド州チャンピオン。オーストラリアのローカルチャンピオンでは小笠原の相手としては役不足と思えるが、ポール・ブリッグスやジョン・ウェインの様に突如として強い選手が現れるのがオーストラリアだ。実際に見てみなくては判断できない。




ラウンド1 かし、開始僅か24秒で結果は出た。小笠原のローからフック気味の右ストレートがアダムの顎付近に入りKO、役不足のそれ以前だった。


まりにも呆気ない試合となった、やはりローカルチャンピオンくらいでは小笠原の敵にはなり得ないようだ。多団体時代の現在、何の団体でも特に重量級の王者クラスは外に敵を求めなければ試合が組めない状態にある。小笠原も御他聞に漏れず。しかし今回のような相手を何人連れてきても小笠原にとってプラスとはならない、これからは小笠原に王者としての説得力を持たせる対戦を望みたい。  

文 渡辺

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