超合金、サイボーグ、と武田を形容する言葉は何れもパワーが前面だ。それだけ迫力ある試合をする武田だが、前回は戦意技術共に乏しい韓国人相手に、勝ながら悔し涙を流すと言う後味の悪い試合だった。試合は1人で出来るものではなく、前回の試合も武田には何の落ち度もないのだが。 今回の相手は同級のISKAオーストラリアチャンピオン、恐らく前回の相手よりは手応えがあるだろうが、7月にはタイトル防衛戦も控えている。万が一にも取りこぼせない。
序盤ミドルやハイで攻めるジェイ
ローで、正しく相手を粉砕
前回よりはましだが、やはり武田の相手としては物足りなかった。だがこの試合武田はボディーブローを駆使しての攻撃が冴え、パワーだけでない所を見せた。 そしてこの2試合を埋め合わせるかのように、次の相手はタイの現役ランカーだ。サイボーグの戦いがタイのランカーに通用するか、今から楽しみだ。 文 渡辺