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 [第14試合]日本・アメリカ国際戦
佐久間晋哉 vs アルバルト・ラミレス
−Uのエース佐久間。新団体の旗揚戦でメインを任され、相手は未知の外国人選手、周囲の期待とあいまって大きなプレッシャーを感じているのではないだろうか?。

 只でさえこの階級は他団体も層が厚く、最近ではNJKFの鈴木秀明がラジャの現役ランカーを倒し注目を集めている。佐久間もK−Uに、そして佐久間晋哉という選手に目を向けさせるためにも結果と内容の両方が欲しいところだ。



ラウンド1 ミレスのローで始まる、飛び込んで思い切った蹴りを放つラミレス。リーチ差を補うためか、飛び込んで大振りのフックと肘、ハイキック。佐久間はしっかりガードしパンチとロー。ラミレスのアッパーをかわしてのローが綺麗に入りラミレスダウン、更にパンチからのローの連打でラミレス2回目のダウン。

 
 ラミレス飛び込んでのロー

 
 佐久間もローを返す

ラウンド2 リジリと前に出る佐久間、ラミレスは又大振りのパンチを振り回すが佐久間は完全に見切る、そしてローで簡単にダウンを奪う。立て続けにローで2回目のダウンを喫した時点でラミレスのセコンドからタオルが投入された。

 
 ローで追い詰める佐久間


こそ勢いが良かったラミレスだが、飛び込んでの大振りの攻撃は全く通用せず、佐久間のローにアッサリ沈んだ。旗揚戦のエースの相手としては1つも2つも物足りなかった。試合直後のインタビューで佐久間は「1Rで勝は見えていたのに、2Rで見せる試合が出来なかった」と反省の弁、そして「分裂してエースと言われても喜べない」「チャンスが欲しい」とも。その気持ちに応えるかのように9月はタイの強豪選手との対戦が予定されていると言う。分裂したからなったエースではない、正真正銘のエースへの道はここからだ。

文 渡辺

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