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［第12試合]日本ウェルター級タイトルマッチ 武田幸三 ｖｓ 寺岡義洋 武田選手は前回のチェンライノーイ・ソーゲッタリンチャン戦で判定勝ちをおさめたものの、現役ではなく階級も下の選手に翻弄されてのこと。今回は対日本人戦と言うこともあり、スッキリ勝って国内に敵無しを証明し、対ムエタイに気分を入れ替えたい。 | ||
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無精ひげと金髪（茶髪？）で精悍さを増している武田選手。相手の前足へのローキックと軽いワンツーで様子を探る。寺岡選手もタイミングを計って踏み込んでくる。 半ば近くで武田選手の右ローキックに合わせ、寺岡選手の握ったカウンター右ストレートがヒット。その後も何度かローに合わせた右ストレートをヒットさせ、さすがの武田選手も効いたようすで、大きく後ろにぐらつく。場内も大歓声。武田選手は飛び込んでの左肘打ちで反撃をするも、ペースは寺岡選手が握ったままラウンド1終了。 |
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チャンスと見た寺岡選手が積極的に打って出て、武田選手を圧倒するかに思えたが、１分30秒武田選手のワンツーパンチがヒットし寺岡選手ダウン。一挙に流れが武田選手に戻ってしまう。その後も武田選手は力任せの左右のフックでロープ際に押し込み、２分過ぎにフックによる二度目のダウンを奪う。何とか立ち上がった寺岡選手だが、２分３秒右フックによる三度目のダウンを喫しゴング。終わってみれば武田選手の荒っぽいが豪快な勝利だった。
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正直な所、武田選手がぐらつくとは思わなかった。結果論では有るが２ラウンド目も、寺岡選手から仕掛けることなくカウンターを狙っていたら・・・。いやしかし結果は変わらなかったろう。 | ||
