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武田幸三インタビュー
1998.7.25 後楽園ホール控え室


Q:なんか、リング上で見てて、かなり効いたパンチも入ったじゃないですか?。

  「効きました(笑)」

武田:自分がですか?自分が効いちゃって、ことですか?効きました(笑)。何か、あの、ローが効いてたのが分かったんで、向こうが、足踏みしてたんで、とにかく、パンチにローを合わせようと思ったら、最後に・・・終わりくらい?・・・全部終わりぐらいに、ちょうどローに合わせたんですけど困っちゃいましたね。ローが効いてたんで、効いてたの分かったんで、パンチのガード下げちゃって、ローばっかり狙っちゃいましたね。いつもは、試合の前にガードを上げて、ガードの練習してるんですけどね。どうしても、ローが効くと、倒れる倒れると思って、ボコボコボコってやっちゃって、上のバランスが・・・またやっちゃいましたね。去年のタイ人と一緒です。危なかったですけど。だけど、この間、タイ人とやったときに、KOしたときに、効いたパンチもあって慌てちゃったんですよ。今日はちゃんと落ち着いて対応できて、その後自分のペースを握られたことなかったんで、何とか・・・。

Q:かなり、なんか試合の中でも、生き生きしてた感じを出してたように見えましたけど。

武田:今回あの、ボクシングのジムに、あのスパーリングに行かしてもらって・・・はい。

Q:あの、フック系からまっすぐ系も今回出たような感じで。

武田:そうですか、ありがとうございます。攻撃は良いんですけど、ディフェンスが・・・ダメでしたけど、こんななっちゃったんですけど。

Q:向こうも、かなりローが効いてたし、ローに合わせるっていう練習をしているように見受けられたんですけど。

武田:そうですね。だから、僕のこと知ってる選手はみんなこれからそうしてくるでしょうね・・・。

Q:こういう撃ち合いは、プロに入って初めてっていうか?久しぶりのように感じるんですが。

武田:今日はですね。あの、もう、命掛けてきてくれてるみたいだったんで、ホント嬉しいですね。試合した感じしますよね。はい。賭けてるもんがお互いあるんで、今日やっぱこういう試合になるっていうことですよね。それに勝てたってことはホントによかったですね。

Q:体の疲れはないですか毎月毎月試合があって。
武田:そうですね、仕事ですから・・・だけど思ったほどないですね。あのもう、割り切りましたね、こういう商売なんだなって、割り切りましたね。

Q:髪の毛を染められたのは?。

武田:ちょっと、なんか、面白くないんで(笑)ちょっとイメージチェンジ。

Q:軽い感じのイメージチェンジで?。

武田:そんな深くはないですね。反省点がまたいっぱい見つかったんで、でも、見つかったってもいつもと同じで攻撃するときにガード下がっちゃうんで、それ、また一からやり直しですね。

Q:でも、前より、その先程言われたように、もらっても対処できたって言うのは?。

武田:そうですね、タイ人ん時は慌てちゃって慌てちゃってしょうがなかったんですが。

Q:凄い沸いた一戦だったんですけど、セミが凄い注目浴びてて、あの、マスコミもセミに、セミのアタル選手とってことで意識しませんでしたか?。

武田:意識しないですね。もう寺岡選手の気持ち受け止めるのに精一杯だったでしたから、はい。もう、仕事やめて、これで打ち込んでる聞いてたんで、もうほんと、あの、条件は一緒だったんで、はい。そんな余裕全然なかったですね。寺岡選手のことしか頭になかったですね。はい。

Q:結果的に、セミから続いてメインで凄く良い試合で、大会が締めくくれたんですけど。

武田:よかったです。よかったです。はい。

Q:メインイベンターの責任を・・・。

武田:はい。よかったです。

Q:今後何か目標は?最近、けっこうキック団体で交流が激しくなってるじゃないですか。誰か日本人で特にやってみたい選手ってのは?。

武田:そうですねぇ、なんていうんですかね、これから出てくる選手が、これに、もう二十歳くらいの選手がですね、ちょっとキックが一時期盛り上がってた時期に始めた子たちが、すごい・・・体格的にも、優れてる子とかかなり多いと思うんで、その子たちが後何年か経ったら、もっとポピュラーになるんじゃないですかね。

Q:今、特に、他団体の同じ階級とかで名前上げてやりたいって言う選手は?。

武田:そうですね、まぁ、しんどいですけどね、まぁ、みんなとやってみたいですね、とりあえずチャンピオンの方々と。やらしてもらえるなら。しんどいでしょうけどね。

Q:お疲れさまです。

武田:どうもありがとうございました。



   



収録・写真・構成:渡辺

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