Ｑ：	コーナーで待ってる時っていうのは、どういう感じなんですか？。
新田：	何にも考えないようにして、テンションを変えないで、冷静にって。
Ｑ：	回り、凄い選手がいろいろと入れ替わり立ち替わりやってきましたけど、どんな声をかけてくれてたんですか？
新田：	みんな、にたようなこと言うんですけど、ちょっと違うこと言うんですよ。言われて、まぁちょっとパニクりましたけど。
Ｑ：	全体的に印象って言うのは？。
新田：	でっかいです。でっかい。
Ｑ：	相手が空手の経験があるって言うのは事前にわかったと思うんですけど。押忍とかやってましたね。出方は予想通りでした？
新田：	いや、予想、うーん、ちょっと予想通りでしたね。あんまり予想しないようにしてたんですけど。まぁ勝手に自分の頭の中で考えちゃったとおり。
Ｑ：	向こうの選手が、ローキックで嫌がってるってのは、感じました？。
新田：	はい。
Ｑ：	じゃ、それで攻めていこうって言うのは？。
新田：	と、思ったんですけど、セコンドがミドル蹴れぇ、何蹴れぇって。あと、インターバル２分なんで、それで回復しちゃうかなぁって。前、それで一回タイ人に負けてるんで。それを不安になりながら、それのせいで迷いました。普段の１分だったら、ローで絶対倒せるって信じて行けるんですけど、それが不安になったときに、ミドル蹴ってポイント稼げって言われたときに、あ、ポイント稼いで勝たないと、倒しきれないと負けちゃうなって。迷いが出ました。
Ｑ：	それは、３ラウンドくらいですか？２ラウンド終わったくらいですかね。
新田：	うーん、２，３、４、・・・２，３ラウンドですね。
Ｑ：	３ラウンド終わった時点で、向こうもミドル蹴ってたから、ポイントとられてるかなって思ってたんですけど。
新田：	負けちゃったかなって。終わっちゃった時点で負けちゃったかなって思ったんですよね。５ラウンド終わった時点で。
Ｑ：	５ラウンド終わった時点で、負けたと思った？それは、こっちの基準だからって？。
新田：	はい。
Ｑ：	じゃ、向こうが下がったりとか、ローキックもらったり、パンチもらったりして下がってたから、印象としては新田選手が押してるように見えましたが。
新田：	うーん。
Ｑ：	あれは、どうでした？アッパーが一発入りましたね？あれは顎が上がってなかったから・・・。
新田：	はい、うーん。
Ｑ：	じゃ、特別に相手のこと警戒したとすると、そのパンチくらい？。
新田：	そうですね。ローも強くなかったし、ミドルも強くなかったし。
Ｑ：	あたりは、じゃ、そんなに強くなかったと。
新田：	そうですね。あと、前蹴り突き放されるのがいやだな、って。いつもそうなんですけど。
Ｑ：	ご自身で勝負どころは何ラウンドくらいだったと？。
新田：	インターバル。
Ｑ：	インターバル？それで相手がどれだけ回復しているかどうか？。
新田：	回復しているかってことと、自分自身が負けそうになるのを・・・。
Ｑ：	それは、迷いってことで？。
新田：	迷いと、不安と・・・。毎ラウンド始まる前にちょっと一瞬、「ああ、もう行けないなぁ」とか弱い部分が出ちゃうんで。インターバル長ければ、長いほど、・・・いつもだと後楽園だと、１分でもう、「ハーハー」とかやってるうちに、「もう行けぇ」ってことで。２分だとちょっと、逆に落ち着いちゃって。
Ｑ：	だけどこれは、ハンデ・マッチだね。
新田：	そうですね。嬉しかったですね。日本人の観光客が、知らないでムエタイ観戦に来て、日本人が試合してるってのを見てくれるってのは、そういう場で試合が出来るってのは、すごい、何よりも幸せだなって。
Ｑ：	まだイベント終わってないですけど、今見てる限りでは、１，２を争うくらい盛り上がってますね。
新田：	そうですね・・・。
Ｑ：	今の気持ちとかは？。
新田：	そんな、そんなに、嬉しいんですけど。試合的に、盛り上がったのはすごい嬉しいんですけど。はい。
Ｑ：	納得してないところが多いと？。
新田：	うーん、でも、その場にいる時って言うのはいつも、僕は、なんか、何も考えてないんで。分かんないですね。家に帰って、また月日が経てば、色々考えたら、変わってくるし。あの試合でよかった、とか。今は、とりあえず、飛び上がるほど嬉しくはないと。
Ｑ：	やっぱりタイ人とここでやりたいて言うのは？。
新田：	いや、特になかったですね。タイでやって、客を盛り上げたいって。タイで、タイ人が賭けてくれて、あと、お客さんが盛り上がってくれるのが、それが一番かなって。
Ｑ：	そういう意味では、すごく盛り上がったのに、すごい嬉しいっていう気持ちっていうのは？。
新田：	そういう意味では嬉しいです、すごい。でも、自分的には分かんないです。
Ｑ：	日本のファンに何か一言。
新田：	試合見に来て下さい。