第1回「打たれてなお楽しは素晴らしきこと哉」の巻 |
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<其の2〜タカハシ世界最強説!?> 熊谷にリングでボコボコにされ続けながらも、最後まで立っていた高橋。 私はその姿を見ながら、格闘技を初めて見た時の不思議な感動を思い出していた。不覚にも涙さえ出ていた。 試合が終わった後、私は感動にうちふるえながら高橋のインタビューに駆けつけた。
・・・・なんだそりゃあ!! ああ、もしかして、不意打ちの膝カックンでダウンを取られてしまった選手は、こんな気持ちになるのかもしれない。 私の涙はまるで膝が崩れるようにヒレハラホロヒレ〜とインタビュースペースの床に落ちて、そしてあとかたもなく消えてしまった。 人がせっかく、カッコいい「高橋・根性物語」を作り上げようとしているのに、これだ。 ついそのインタビュー記事で「天然さん」と名づけてしまったあの日から、すべては始まった。私は高橋という一選手が気になりはじめ、高橋は不動館と交流を始めた。 あんなキッツイ試合をやっておきながら、高橋は「熊谷さんとやれて嬉しかったんですよお〜」と事もなげに笑う。 リング上の真剣さと、リングを降りた時ののほほ〜んとしたキャラクターの落差はなんともいえない魅力と、とてつもない器の大きさを感じる。 がんばれ!高橋くん!(シャウト) つづく。 |